日産が軽ハイトワゴンのデイズと軽スーパーハイトワゴンのルークスを仕様向上。全車のシートを抗菌仕様に変更するとともに、デイズには特別仕様車の「ファイントーン」を、ルークスには新グレードの「Xターボ」を設定
日産自動車は2022年9月15日、軽ハイトワゴンのデイズと軽スーパーハイトワゴンのルークスを一部仕様向上して発売した。
車種展開は以下の通り。
■デイズ・ハイウェイスター
ハイウェイスターX:2WD159万2800円/4WD172万7000円
ハイウェイスターXファイントーン:2WD165万8800円/4WD179万3000円
ハイウェイスターXプロパイロットエディション:2WD169万1800円/4WD182万6000円
ハイウェイスターXプロパイロットエディション ファイントーン:2WD172万4800円/4WD185万9000円
ハイウェイスターGターボ:2WD167万4200円/4WD180万8400円
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション:2WD177万3200円/4WD190万7400円
■デイズ
S:2WD133万2100円/4WD146万6300円
X:2WD138万4900円/4WD151万9100円
Xファイントーン:2WD145万900円/4WD158万5100円
■ルークス・ハイウェイスター
ハイウェイスターX:2WD176万円/4WD189万4200円
ハイウェイスターX プロパイロットエディション:2WD189万900円/4WD202万5100円
ハイウェイスターGターボ:2WD184万9100円/4WD198万3300円
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション:2WD195万8000円/4WD209万2200円
■ルークス
S:2WD146万3000円/4WD159万7200円
X:2WD159万3900円/4WD172万8100円
Xターボ:2WD171万500円/4WD184万4700円
最初にデイズの変更内容から解説していこう。
まず、全車のシートを抗菌仕様に刷新。また、後席クッションの厚みを変更することにより座り心地を向上させた。さらに、燃費性能の向上を実施。WLTCモードで2WDが21.5~23.3km/リットル、4WDが19.4~21.1km/リットルを実現する。ボディカラーにホワイトパール/アッシュブラウンの2トーンを追加したこともトピックだ。
グレード展開としては、特別仕様車として「ファイントーン」を追加設定。黒とベージュのハイコントラストな特別内装に撥水加工を施したシート、インテリジェントアラウンドビューモニターなど充実の安全装備を採用した、買い得感の高い1台に仕立てている。
ルークスに話を移そう。
まず、デイズと同様に全車のシートを抗菌仕様に変更。また、燃費性能の向上を図り、WLTCモードで2WDが19.2~20.9km/リットル、4WDが17.5~19.0km/リットルを実現する。さらに、新ボディカラーとしてソーダブルー/アッシュブラウンの2トーンを追加した。
グレード展開としては、Xターボを新設したことがトピック。また、ハイウェイスターX プロパイロットエディションには、15インチアルミホイール(15×4.5J)+165/55R15タイヤを標準で組み込んだ。
パワートレインは基本的に従来と共通で、BR06型659cc直列3気筒DOHCエンジン(52ps/6.1kg・m)、BR06型659cc直列3気筒DOHCエンジン(52ps/6.1kg・m)+SM21型モーター(2.0kW/40Nm)+リチウムイオン電池、BR06型659cc直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジン(64ps/10.2kg・m)+SM21型モーター(2.0kW/40Nm)+リチウムイオン電池を設定。トランスミッションは全車ともにエクストロニックCVTを組み合わせている。
デイズおよびルークスのマイナーチェンジに合わせて、日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧オーテックジャパン)が手がけるデイズ・ボレロ(151万1400円~164万5600円)、ルークス・アーバンクロム(183万1500円~216万3700円)、ルークスAUTECH(179万7400円~204万8200円)、およびルークス「ライフケアビークル(LV)」シリーズの助手席スライドアップシート(172万5000円~217万5000円)とオートステップ付車(158万9500円~221万8700円)も仕様変更を受ける。
まずデイズ・ボレロは、全車のシートを抗菌仕様に刷新。また、インテリジェントアラウンドビューモニターを標準装備するとともに、後席クッションの厚みを変更することにより座り心地を向上させる。さらに、燃費性能の向上を実施。WLTCモードで2WDが23.2km/リットル、4WDが21.0km/リットルを実現した。
一方でルークス・アーバンクロムは、全車のシートを抗菌仕様に変更。また、燃費性能の向上を図り、WLTCモードで2WDが19.2~20.9km/リットル、4WDが17.5~19.0km/リットルを実現する。さらに、ボディカラーとしてフローズンバニラパール、ホワイトパール/チタニウムグレー 2トーン、アメジストパープル/フローズンバニラパール 2トーンの3タイプを新たに追加した。
そして、ルークスAUTECHは燃費性能の向上を行い、WLTCモードで2WDが19.2~20.9km/リットル、4WDが17.5~19.0km/リットルを実現。また、新モデルとしてターボグレードをラインアップに加えた。
ルークス「ライフケアビークル(LV)」シリーズに関しては、ベース車と同様、全車のシートを抗菌仕様に変更するとともに、燃費性能を向上。また、ボディカラーにソーダブルー/アッシュブラウン 2トーンを新設定した。
さらに、助手席スライドアップシートはターボグレードを含む2WD車の全グレードをベースに拡大展開。さらに、ユーザーの要望が多かった助手席側スライドドア部のオートステップを、新たにオプションで用意した。
一方でオートステップ付車は、乗降時や乗車中に使用できるグリップや、汚れが簡単に拭き取れる防水シートなどのアイテムを、ニーズに合わせて選択できるようオプション設定。家庭のみならず、福祉施設や病院などの送迎用にも対応する仕様にアレンジした。