トヨタRAV4がマイナーチェンジ。オフロードイメージをより強化した特別仕様車を新設定

トヨタが人気SUVのRAV4を一部改良。プラグインハイブリッドシステム搭載車をZグレードとして設定するとともに、安全システムの機能拡大やコネクティッド機能の強化などを実施。合わせて特別仕様車のAdventure“OFFROAD packageⅡ”を新規にラインアップ

 トヨタ自動車は2022年10月4日、スタイリッシュな定番SUVのRAV4を一部改良して発売した。

▲トヨタRAV4・Z(プラグインハイブリッド車) 価格:563万3000円 全長4600×全幅1855×全高1695mm ホイールベース2690mm 車重1920kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費22.2km/リットル EV走行換算距離95km 写真のボディカラーはアティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッド

▲トヨタRAV4・Z(プラグインハイブリッド車) 価格:563万3000円 全長4600×全幅1855×全高1695mm ホイールベース2690mm 車重1920kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費22.2km/リットル EV走行換算距離95km 写真のボディカラーはアティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッド

 

車種展開は以下の通り。

■2.0Lガソリン車

X・2WD:293万8000円

X・4WD:316万9000円

G・4WD:366万6000円

G“Z package”・4WD:383万6000円

Adventure・4WD:368万4000円

Adventure“OFFROAD packageⅡ”・4WD:388万4000円

■2.5Lハイブリッド車

HYBRID X・2WD:353万8000円

HYBRID X・E-Four:379万1000円

HYBRID G・E-Four:430万4000円

Adventure・E-Four:430万3000円

Adventure“OFFROAD packageⅡ”・E-Four:450万3000円

■2.5Lプラグインハイブリッド車

Z:563万3000円

▲トヨタRAV4・Adventure(ハイブリッド車) 価格:430万3000円 全長4610×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2690mm 車重1700kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル 写真のボディカラーはアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルー

▲トヨタRAV4・Adventure(ハイブリッド車) 価格:430万3000円 全長4610×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2690mm 車重1700kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル 写真のボディカラーはアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルー

▲トヨタRAV4・G(ガソリン車) 価格:366万6000円 全長4600×全幅1855×全高1685mm ホイールベース2690mm 車重1590kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.2km/リットル 写真のボディカラーはシルバーメタリック

▲トヨタRAV4・G(ガソリン車) 価格:366万6000円 全長4600×全幅1855×全高1685mm ホイールベース2690mm 車重1590kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.2km/リットル 写真のボディカラーはシルバーメタリック

 

 今回の改良は、プラグインハイブリッドシステム搭載車のグレード変更や安全システムの機能拡大、コネクティッド機能の強化、そして特別仕様車のAdventure“OFFROAD packageⅡ”の新設定などを実施したことが特徴である。

▲トヨタRAV4・Adventure“OFFROAD packageⅡ”(ハイブリッド車) 価格:450万3000円 全長4610×全幅1865×全高1735mm ホイールベース2690mm 車重1690kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル 写真のボディカラーはアティチュードブラックマイカ×アーバンカーキ

▲トヨタRAV4・Adventure“OFFROAD packageⅡ”(ハイブリッド車) 価格:450万3000円 全長4610×全幅1865×全高1735mm ホイールベース2690mm 車重1690kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル 写真のボディカラーはアティチュードブラックマイカ×アーバンカーキ

 

 まずプラグインハイブリッドシステム搭載車は、従来設定していたG/G“Z”/BLACK TONEを新設定のZグレードに集約。パワートレインは基本的に従来と共通で、“2.5Lダイナミックフォースエンジン”A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(177ps/22.3kg・m)+5NM型フロントモーター(134kW/270Nm)+4NM型リアモーター(40kW/121Nm)+リチウムイオン電池(容量51Ah/総電力量18.1kWh)+電気式無段変速機を搭載し、満充電状態でのEV走行換算距離は95kmを実現する。装備面では、外装に切削光輝+ブラック塗装7.5J×19アルミホイール、メッシュタイプ/艶ありブラック塗装+ダーククロームメッキモール付フロントグリル、カラード+艶ありブラック塗装前後バンパー、艶ありブラック塗装ホイールアーチモール、カラード+金属調塗装バックドアガーニッシュなどを標準装備。一方で内装にはサテンメッキ加飾付きの本革巻き3本スポークステアリングや本革巻きシフトノブ、レッドステッチ付き合成皮革巻きセンターコンソールボックス、12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ、カラーヘッドアップディスプレイ、10.5インチHDディスプレイオーディオ、合成皮革/パーフォレーション+ステッチのシート表皮、フロントスポーティシート、快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)などを標準で採用した。

 なお、ガソリン車とハイブリッド車のパワートレインも基本的に従来を踏襲し、ガソリン車には“2.0Lダイナミックフォースエンジン”M20A-FKS型1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(171ps/21.1kg・m)+Direct Shift-CVTを、ハイブリッド車の2WDに“2.5Lダイナミックフォースエンジン”A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(178ps/22.5kg・m)+3NM型フロントモーター(88kW/202Nm)+ニッケル水素電池(6.5Ah)+電気式無段変速機を、ハイブリッド車のE-Four(4WD)に前述のユニット+4NM型リアモーター(40kW/121Nm)を搭載している。

▲プラグインハイブリッド車は新設定のZグレードに集約。メッシュタイプ/艶ありブラック塗装+ダーククロームメッキモール付フロントグリルやカラード+艶ありブラック塗装前後バンパーなどを専用装備

▲プラグインハイブリッド車は新設定のZグレードに集約。メッシュタイプ/艶ありブラック塗装+ダーククロームメッキモール付フロントグリルやカラード+艶ありブラック塗装前後バンパーなどを専用装備

▲パワートレインはA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(177ps/22.3kg・m)+5NM型フロントモーター(134kW/270Nm)+4NM型リアモーター(40kW/121Nm)+リチウムイオン電池(容量51Ah/総電力量18.1kWh)+電気式無段変速機で構成

▲パワートレインはA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(177ps/22.3kg・m)+5NM型フロントモーター(134kW/270Nm)+4NM型リアモーター(40kW/121Nm)+リチウムイオン電池(容量51Ah/総電力量18.1kWh)+電気式無段変速機で構成

▲サテンメッキ加飾付きの本革巻き3本スポークステアリングや本革巻きシフトノブ、レッドステッチ付き合成皮革巻きセンターコンソールボックスを標準装備

▲サテンメッキ加飾付きの本革巻き3本スポークステアリングや本革巻きシフトノブ、レッドステッチ付き合成皮革巻きセンターコンソールボックスを標準装備

▲シート表皮には合成皮革/パーフォレーション+ステッチを張る。フロントスポーティシートと快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)を採用

▲シート表皮には合成皮革/パーフォレーション+ステッチを張る。フロントスポーティシートと快適温熱シート+シートベンチレーション(運転席・助手席)を採用

 

 安全システムについては、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を加えるなど、Toyota Safety Senseの機能を拡大。また、デジタルインナーミラーには録画機能を内蔵する。一方、コネクティッド機能ではコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用し、10.5インチの大画面HDディスプレイを設定したほか、クルマがWi-Fiスポットになる「車内Wi-Fi」を導入。さらに、快適装備としてナノイーXを標準で装備した。

▲プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加

▲プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加

▲コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用し、10.5インチの大画面HDディスプレイを設定

▲コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用し、10.5インチの大画面HDディスプレイを設定

▲デジタルインナーミラーには録画機能を内蔵

▲デジタルインナーミラーには録画機能を内蔵

▲Adventureは内装色にブラックとオーキッドブラウン(写真)を設定

▲Adventureは内装色にブラックとオーキッドブラウン(写真)を設定

▲前席にはスポーティシートを配備。シート表皮は合成皮革(パーフォレーション・ステッチ付)

▲前席にはスポーティシートを配備。シート表皮は合成皮革(パーフォレーション・ステッチ付)

 

 新設定の特別仕様車のAdventure“OFFROAD packageⅡ”に話を移そう。

 ベースモデルはガソリン車およびハイブリッド車のAdventureグレードで、外装には塗料を塗り重ねつくり出した、凸凹があり艶を抑えた質感の“GORI GORI BLACK塗装”を施したフロントバンパー(2トーン車)/ドアミラーカバー/前後スキッドプレートセットを専用装備したほか、マットブラック塗装のバックドアガーニッシュ(2トーン車)やブリッジ型の頑強なルーフレール、“OFFROAD package”専用リアマークなどを装着。足回りには専用セッティングのサスペンションと225/60R18オールテレインタイヤ+マット調ブラック塗装7J×18アルミホイールを組み込み、最低地上高を10mmアップ(205~210mm)させる。ボディカラーは特別設定色のスーパーホワイトⅡとアティチュードブラックマイカ×アーバンカーキ、アティチュードブラックマイカ×グレイッシュブルーのほか、グレーメタリック、アティチュードブラックマイカという計5タイプをラインアップした。

▲特別仕様車のAdventure“OFFROAD packageⅡ”はガソリン車およびハイブリッド車(写真)の選択が可能

▲特別仕様車のAdventure“OFFROAD packageⅡ”はガソリン車とハイブリッド車(写真)の選択が可能

▲専用セッティングのサスペンションと225/60R18オールテレインタイヤ+マット調ブラック塗装7J×18アルミホイールを組み込んで最低地上高を10mmアップ(205~210mm)させる

▲専用セッティングのサスペンションと225/60R18オールテレインタイヤ+マット調ブラック塗装7J×18アルミホイールを組み込んで最低地上高を10mmアップ(205~210mm)させる

▲塗料を塗り重ねつくり出した、凸凹があり艶を抑えた質感の“GORI GORI BLACK塗装”を施したフロントバンパー(写真・上)/ドアミラーカバー(同・中)/前後スキッドプレートセット(同・下)を特別装備

▲塗料を塗り重ねつくり出した、凸凹があり艶を抑えた質感の“GORI GORI BLACK塗装”を施したフロントバンパー(写真・上)/ドアミラーカバー(同・中)/前後スキッドプレートセット(同・下)を特別装備

▲マットブラック塗装のバックドアガーニッシュを採用

▲マットブラック塗装のバックドアガーニッシュを採用

▲ブリッジ型の頑強なルーフレールを装着

▲ブリッジ型の頑強なルーフレールを装着

▲“OFFROAD package”専用リアマークを貼付

▲“OFFROAD package”専用リアマークを貼付

 

 一方、内装ではレッドステッチを施したインストルメントパネルやドアトリムショルダー、レーザー刻印の“OFFROAD package”専用マーク、レッド+ブラック配色のフロントカップホルダー/センターオープントレイ、ブラック配色の運転席・助手席オープントレイなどを特別装備。シート表皮にはレッドステッチ入りのパーフォレーション付き専用合成皮革を採用した。

▲レッドステッチを施したインストルメントパネルやドアトリムショルダーを採用

▲レッドステッチを施したインストルメントパネルやドアトリムショルダーを採用

▲レッド+ブラック配色のフロントカップホルダー/センターオープントレイを装備

▲レッド+ブラック配色のフロントカップホルダー/センターオープントレイを装備

▲ブラック配色の運転席・助手席オープントレイを設定

▲ブラック配色の運転席・助手席オープントレイを設定

▲レーザー刻印の“OFFROAD package”専用マークを配備

▲レーザー刻印の“OFFROAD package”専用マークを配備

▲シート表皮にはレッドステッチ入りのパーフォレーション付き専用合成皮革を採用

▲シート表皮にはレッドステッチ入りのパーフォレーション付き専用合成皮革を採用

 

SNSでフォローする