フォルクワーゲン・グループ・ジャパンは12月4日、コンパクト SUV「T-Cross(ティークロス)」とクロスオーバーSUV「T-Roc(ティーロック)」の一部仕様変更を実施した。
車種展開は以下の通り。
■T-Cross
T-Cross TSI 1st:301万9000円
T-Cross TSI 1st Plus:337万9000円
■T-Roc
T-Roc TDI Style Design Package:404万9000円
T-Roc TDI Sport:418万9000円
T-Roc TDI R-Line:452万9000円
まずT-Crossは、デジタルメータークラスター“Active Info Display”と最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”を全グレードに標準装備。また、エンブレムの意匠変更や有償オプションカラー(3万3000円)のマケナターコイズメタリックの設定などを実施した。パワーユニットは基本的に従来と共通で、1.0TSIの999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(116ps/5000~5500rpm、200Nm/2000rpm~3500rpm)+7速DSGを採用している。
一方、T-Rocは最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”をStyle Design Package 以上のグレードに標準設定。また、エンブレムの意匠変更も実施する。パワーユニットは基本的に従来と共通で、2.0TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(150ps/3500~4000rpm、340Nm/1750~3000rpm)+7速DSGを搭載している。
新世代のインフォテイメントシステムを日本のフォルクスワーゲン車で初採用したこともトピックだ。常時コネクティッド(オンライン接続)となる新システムは、eSIM内蔵の通信モジュールをヘッドユニットに内蔵。また、現在提供しているオンラインサービス“Volkswagen Car-Net(カーネット)”に代わり、 新たなオンラインサービス “We Connect(ウィー コネクト)”を採用する。We Connectでは、従来の渋滞情報などの各種ナビゲーション関連のオンライン情報に加えて、新たに車両のドアやトランクの開錠・施錠をスマートフォンの専用アプリ上で操作をできる“ドアロック&アンロック”、万が一車両が故障した際にロードサイドアシスタンスのコールセンターに位置情報などの車両情報を自動通知し、オペレーターと通話できる“ブレークダウン・コール”、定期点検や警告灯情報を販売店に自動通知し、販売店への入庫のアレンジができる“サービススケジューリング”などの機能を設定。さらに、従来より提供しているナビ機能関連においても、オンラインにて地図更新が可能となった。
なお、新世代インフォテイメントシステムおよび新オンラインサービス「We Connect」は他のフォルクスワーゲン車にも順次導入していく予定である。