フォルクスワーゲンT-Cross/T-Rocが仕様変更を実施。常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムを導入

フォルクスワーゲンのコンパクト SUV「T-Cross」とクロスオーバーSUV「T-Roc」が一部仕様変更を敢行。常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムおよび新オンラインサービス「We Connect」を新設定

 フォルクワーゲン・グループ・ジャパンは12月4日、コンパクト SUV「T-Cross(ティークロス)」とクロスオーバーSUV「T-Roc(ティーロック)」の一部仕様変更を実施した。
車種展開は以下の通り。
■T-Cross
T-Cross TSI 1st:301万9000円
T-Cross TSI 1st Plus:337万9000円
■T-Roc
T-Roc TDI Style Design Package:404万9000円
T-Roc TDI Sport:418万9000円
T-Roc TDI R-Line:452万9000円

▲フォルクスワーゲンT-Cross TSI 1st Plus 価格:7SMT337万9000円 全長4115×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 乗車定員5名 写真のボディ色は有償オプションカラーのマケナターコイズメタリック
▲フォルクスワーゲンT-Cross TSI 1st Plus 価格:7SMT337万9000円 全長4115×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 乗車定員5名 写真のボディ色は有償オプションカラーのマケナターコイズメタリック
▲デジタルメータークラスター“Active Info Display”と最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”を全グレードに標準装備する
▲デジタルメータークラスター“Active Info Display”と最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”を全グレードに標準装備する

 まずT-Crossは、デジタルメータークラスター“Active Info Display”と最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”を全グレードに標準装備。また、エンブレムの意匠変更や有償オプションカラー(3万3000円)のマケナターコイズメタリックの設定などを実施した。パワーユニットは基本的に従来と共通で、1.0TSIの999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(116ps/5000~5500rpm、200Nm/2000rpm~3500rpm)+7速DSGを採用している。

▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI Style Design Package 価格:7SMT404万9000円 全長4240×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 乗車定員5名
▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI Style Design Package 価格:7SMT404万9000円 全長4240×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 乗車定員5名
▲最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”をStyle Design Package 以上のグレードに標準で採用する
▲最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”をStyle Design Package 以上のグレードに標準で採用する

 一方、T-Rocは最新世代のインフォテイメントシステム(ナビ)“Discover Media”をStyle Design Package 以上のグレードに標準設定。また、エンブレムの意匠変更も実施する。パワーユニットは基本的に従来と共通で、2.0TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(150ps/3500~4000rpm、340Nm/1750~3000rpm)+7速DSGを搭載している。

▲常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムおよび新オンラインサービス「We Connect」を新設定。「We Connect Plus」ではオンライン交通情報(写真)なども提供される
▲常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムおよび新オンラインサービス「We Connect」を新設定。「We Connect Plus」ではオンライン交通情報(写真)なども提供される
▲車両のドアやトランクの開錠・施錠をスマートフォンの専用アプリ上で操作をできる“ドアロック&アンロック”などが利用可能となる
▲車両のドアやトランクの開錠・施錠をスマートフォンの専用アプリ上で操作をできる“ドアロック&アンロック”などが利用可能となる

 新世代のインフォテイメントシステムを日本のフォルクスワーゲン車で初採用したこともトピックだ。常時コネクティッド(オンライン接続)となる新システムは、eSIM内蔵の通信モジュールをヘッドユニットに内蔵。また、現在提供しているオンラインサービス“Volkswagen Car-Net(カーネット)”に代わり、 新たなオンラインサービス “We Connect(ウィー コネクト)”を採用する。We Connectでは、従来の渋滞情報などの各種ナビゲーション関連のオンライン情報に加えて、新たに車両のドアやトランクの開錠・施錠をスマートフォンの専用アプリ上で操作をできる“ドアロック&アンロック”、万が一車両が故障した際にロードサイドアシスタンスのコールセンターに位置情報などの車両情報を自動通知し、オペレーターと通話できる“ブレークダウン・コール”、定期点検や警告灯情報を販売店に自動通知し、販売店への入庫のアレンジができる“サービススケジューリング”などの機能を設定。さらに、従来より提供しているナビ機能関連においても、オンラインにて地図更新が可能となった。
 なお、新世代インフォテイメントシステムおよび新オンラインサービス「We Connect」は他のフォルクスワーゲン車にも順次導入していく予定である。

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