ホンダは2020年12月24日、軽スーパーハイトワゴンのN-BOXの改良モデルを発表し、12月25日に発売した。
車種展開は以下の通り。
■N-BOX
G:FF142万8900円/4WD156万2000円
L:FF155万9800円/4WD169万2900円
Lターボ: FF175万8900円/4WD189万2000円
EX:FF165万8800円/4WD179万1900円
EXターボ:FF180万9500円/4WD194万2600円
Lコーディネートスタイル:FF177万9800円/4WD191万2900円
Lターボ コーディネートスタイル:FF188万9800円/4WD202万2900円
■N-BOXカスタム
L:FF176万9900円/4WD190万3000円
Lターボ: FF196万9000円/4WD210万2100円
EX:FF187万9900円/4WD201万3000円
EXターボ:FF201万9600円/4WD215万2700円
Lコーディネートスタイル:FF197万8900円/4WD211万2000円
Lターボ コーディネートスタイル:FF209万9900円/4WD223万3000円
2017年8月にフルモデルチェンジして以来、初の大幅改良となる第2世代のN-BOXは、軽乗用車最大級の室内空間はそのままに、所有する喜びをより得られるように進化させ、乗る人すべての個性と生活の幅がいっそう広がることを目指し、内外装のデザイン変更や新色の追加、安全装備のバージョンアップなどを実施する。また、新たに“コーディネートスタイル”と称するドレスアップ仕様を設定し、N-BOXの新たな世界観を創出した。
商品改良の特徴を見ていこう。
まず標準モデルのN-BOXは、よりシンプルで機能性を強調したエクステリアデザインを追求。ヘッドライトとフロントグリルの形状を変更してより落ち着いた表情で親しみやすいマスクを演出するとともに、品のあるメッキバーをロアグリルに追加してワイド感を強調する。ボディカラーはプレミアムサンライトホワイト・パール/プラチナホワイト・パール/ルナシルバー・メタリック/クリスタルブラック・パール/ピーチブロッサム・パール/プレミアムアガットブラウン・パール/ブリティッシュグリーン・パール/タフタホワイトⅢという8色を設定した。
内包するインテリアは、安心感とくつろぎを与えるようなダークブラウン基調へと刷新し、ホワイト加飾やシート表皮を引き立てるよう深化。前席にはベンチシート仕様とスーパースライドシート(セパレートシート)仕様を用意した。
N-BOXコーディネートスタイルに関しては、ボディカラーにプラチナホワイト・パール&ブラウン/ピーチブロッサム・パール&ブラウン/プレアミアムアイボリー・パールⅡ&ブラウンというブラウンルーフを施した3タイプを設定し、合わせてドアミラーカバーやディッシュホイールにブラウンのアクセントを配備。また、ドアハンドルには上質感漂うクロームメッキタイプを採用した。
内装ではダークブラウンのインテリアカラーを基調に、ダッシュボード上部やドアノブ周囲、ステアリングの一部にブラウンの光輝パネルを装備。また、シート表皮にはブラウンカラーで仕立てたトリコットシートを採用して、シックかつお洒落なキャビン空間を実現した。
一方、スポーティバージョンのN-BOXカスタムは、クロームメッキを大胆にあしらってダイナミックなルックスを創出。また、バンパーのデザインを刷新し、合わせてナンバープレートをセンターマウントに変更することで、ロー&ワイドなイメージをいっそう高める。さらに、リアバンパーにはメッキバーを追加して存在感を高めた。ボディカラーはプラチナホワイト・パール/シャイニンググレー・メタリック/クリスタルブラック・パール/プレミアムグラマラスブロンズ・パール/ミッドナイトブルービーム・メタリック/プレミアムベルベットパープル・パールという6色を設定した。
インテリアについては、ブラックのカラーを基調にしたクールかつシックなキャビン空間を実現。また、マルチブラック塗装の加飾を刷新して深みのある奥行き感を与える。前席にはスーパースライドシート(セパレートシート)仕様およびベンチシート仕様を用意し、シート表皮にはブラック×ガンメタリックのトリコットまたはプライムスムース&トリコット表皮を採用した。
N-BOXカスタム コーディネートスタイルに関しては、ボディカラーにプレミアムクリスタルレッド・メタリック&ブラック/プラチナホワイト・パール&ブラック/ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバーという3タイプを用意。合わせて、ダーククロームメッキをあしらったフロントマスクやリアビュー、切削仕上げのブラック塗装アルミホイールなどを設定した。
内装ではフルプライムスムース表皮の専用シートのほか、ダッシュボード上部やドアノブ周囲、ステアリングの一部、そしてシート表皮の一部にボルドーの加飾を配して、スペシャル感を強調している。
パワーユニットについては、ホンダの軽自動車用の最新エンジンであるS07B型658cc直列3気筒DOHC12Vの自然吸気(58ps/6.6kg・m)とターボチャージャー付(64ps/10.6kg・m)という2機種を搭載。トランスミッションには高効率CVTを組み合わせ、駆動機構にはFFと4WDを設定する。
また、先進安全運転支援システムのホンダセンシング(Honda SENSING)はさらなる進化を図り、リアに配するソナーセンサーを4個に増やすことで、後方の障害物の接近を検知してドライバーに注意を促すパーキングセンサーシステムを新たに組み込んだ。