アウディ・ジャパンは2021年1月7日、プレミアムミッドサイズセダン&ワゴンのA4/A4アバントにディーゼルエンジンTDI搭載モデルを追加設定し、同日より発売した。
車種構成は以下の通り。
■A4
A4 35TDIアドバンスト:538万円
A4 35TDI Sライン:585万円
A4 40TDIクワトロ・アドバンスト:565万円
A4 40TDIクワトロ・Sライン:612万円
■A4アバント
A4アバント35TDIアドバンスト:567万円
A4アバント35TDI Sライン:614万円
A4アバント40TDIクワトロ・アドバンスト:594万円
A4アバント40TDIクワトロ・Sライン:641万円
新設定のディーゼルエンジンTDI搭載モデルは、出力の異なる2種類の2リットル直噴ターボディーゼルエンジンと、アドバンスト(advanced)とSライン(S line)という装備の異なる2グレードを、セダンとアバントそれぞれに用意したことが特徴である。
まずグレードの装備面では、アドバンストにLED ヘッドライトや LEDリアライト、ダイナミックターンインディケーター、サイドスカートなどを標準装備し、従来のSラインよりもさらにスポーティなエクステリアを構築。一方、新しいSラインはボンネットスリットや専用バンパー、チタンブラックのハニカムメッシュシングルフレームグリルなどRSモデルのデザイン要素を随所に取り入れ、力強さと存在感をいっそう強調する。また、インテリアにはブラックグラスルックコンソールパネルを配して質感をより高めた。
肝心のディーゼルエンジンは、FFモデルに35TDIを、クワトロ(4WD)モデルに40TDIを採用する。
35TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは、最高出力163ps/3250~4200rpm、最大トルク380Nm/1500~2750rpmを発生。また、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを組み込み、機能的なマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を構成する。一方、トランスミッションには伝達効率をより高めた7速Sトロニックをセット。MHEVとの組み合わせによりエネルギー回生機能を高め、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなどして、燃料消費量の抑制(WLTCモード走行燃費17.1km/リットル)と快適なドライビング性能を実現した。
40TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは、最高出力190ps/3800~4200rpm、最大トルク400Nm/1750~3000rpmを発生。トランスミッションには7速Sトロニックを組み合わせ、駆動方式は機械式センターディファレンシャルを配したクワトロ(4WD)システムを採用する。燃費性能はWLTCモード走行で14.6km/リットルを達成した。