ポルシェ ジャパンは2021年1月13日、オープンミッドシップスポーツ「ボクスター」の誕生25周年を記念したアニバーサリーモデル「ボクスター25イヤーズ(Boxster 25 Years)」を発表し、同日より予約受付を開始した。車両価格は6速MT1226万円/7速PDK1281万2000円に設定。販売台数は全世界で1250台の限定だ。
今回のアニバーサリーモデルは、自然吸気の3995cc水平対向6気筒DOHCエンジン(最高出力400ps/7000rpm、最大トルクMT420Nm/5000~6500rpm PDK430Nm/5500rpm)を搭載する通常モデルのボクスターGTS4.0をベースに、1993年開催の北米自動車ショー(NAIAS)でワールドプレミアを果たした「ボクスター コンセプトスタディ」の特徴を随所に取り入れたことが特徴である。
まずエクステリアでは、コンセプトスタディからインスピレーションを得た、銅のように茶色に煌めくネオジムのコントラストカーをフロントエプロンやサイドのモノバー付きエアインテーク、PORSCHEレタリング、20インチ軽合金ホイール(シルバーと組み合わせたツートンカラー)などに採用。また、エクスクルーシブデザインによるPORSCHEロゴ付フューエルフィラーキャップやスポーツエグゾーストシステムのハイグロステールパイプをアルミニウムルックで仕立てる。さらに、フロントウィンドウ周囲はブラックでアレンジし、リアには“Boxster 25”エンブレムを貼付した。先進機構として、ポルシェ ダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)を内蔵したLEDヘッドライトなども装備する。ボディカラーは標準のGTシルバーメタリックのほか、オプションでジェットブラックメタリックとキャララホワイトメタリックを用意した。
内包するインテリアは、コンセプトスタディをオマージュしたボルドーレッドのレザー内装とレッドまたはブラックのファブリックコンバーチブルトップを採用。コンバーチブルトップには、“Boxster 25”ロゴをエンボス加工で刻印する。また、グローブボックス上部にはリミテッドエディションプレートを、ドアエントリーガードには“Boxster 25”の刻印を配した。さらに、アルミニウムインテリアパッケージや14way電動調節機能付スポーツシート、レザー仕上げヒーテッドGTマルチファンクションスポーツステアリングホイールなどを標準で装備している。