ルノー・ジャポンは2021年1月14日、本年2月上旬からの日本導入を予定する新型キャプチャーの特徴や車種展開などをオフィシャルウェブサイト内に設ける特設ページで先行公開した。
第2世代となる新型キャプチャーは、ルノー日産三菱アライアンスが開発した新世代のCMF-Bプラットフォームを採用するルノー車で、コンパクトSUVクラスのサイズと価格を有しながら、クラスを超えた上位モデルの質感や走り、快適性を兼ね備えた渾身作である。
まずエクステリアは、アスレチックでありながらエレガンスを追求するという、一見相反するキャラクターを巧みに両立したスタイリングに仕立てたことが特徴だ。具体的には、フルLEDピュアビジョンヘッドライトとCシェイプのデイタイムランプ、力強いショルダーや彫刻のようなラインを描くボディサイドとボンネットの抑揚、フレンチエレガンスを表現したフローティングルーフなどを採用。足もとには、個性的な造形の18インチアロイホイール“Pasadena”(タイヤサイズは215/55R18)を装備した。
内包するインテリアは、先進性とエレガンスをシームレスに融合させたことが訴求点だ。コクピットはドライバーを中心に設計し、スイッチやディスプレイを機能的に配置。高いアイポイントと相まって、より運転に集中できる空間を演出する。また、シンプルな構成のインストルメントパネルには、機能美あふれるフライングセンターコンソールとe-シフターをセット。手が触れる多くのパーツには、好感触のソフトパッドを採用した。また、冬のドライブを快適にする前席シートヒーターやステアリングヒーターを標準装備。クラストップレベルの音響効果を実現するBoseサウンドシステムも設定した。
ユーティリティ性の向上も見逃せない。リアシートは最大160mmの前後スライドが可能で、最後端に設定すると221mmのゆとりあるニールームが生まれる。また、ラゲッジ容量はクラストップレベルの536リットルを確保し、多彩なシーンに応える十分な広さを実現した。
パワーユニットには最高出力154ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1800rpmを発生する最新バージョンの1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジンを搭載。トランスミッションには、パドルシフトを備えた電子制御7速AT(7EDC)ギアボックスを組み合わせる。また、先進の安全運転支援システムも精力的に採用。ハイウェイ&トラフィックジャムアシストやレーンキープアシスト、360°カメラなどを採用して、乗員の安全性向上と疲労感の軽減を図った。
注目のグレード展開は、上級仕様のINTENS(インテンス)と充実装備のINTENS Tech Pack(インテンス・テックパック)という2グレードで構成。INTENS Tech Packにはレザーシートや運転席電動調整機構、スマートフォンワイヤレスチャージャー、レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)などを標準で組み込んでいる。