ルノーは2021年1月14日(現地時間)、グループの2025年までの新事業計画「RENAULUTION」を発表した。
新事業計画では“volume to value(量から価値へ)”のキャッチのもと、電気自動車の開発を強化する旨をアナウンスし、その象徴的なモデルとして新型EVの5(サンク)プロトタイプを披露する。1972年にデビューした往年の5は、その先進的なデザインと高い実用性で大ヒット作に発展。そのコンセプトに触発され、今度はEVに昇華させたわけだ。
また、ルノーの1ブランドであるダチアからは、新型SUVのビッグスター・コンセプトが公開される。エクステリアは、クールさとアウトドアスピリッツを融合した独自のSUVスタイルで構成。外装のプロテクティブパネルには、リサイクルプラスチック材を採用した。
一方、2020年まではルノーのブランド名でF1に参戦してきたが、2021年シーズンからはアルピーヌへと名称を変更する。その参戦マシンである「A521」が、暫定カラーで発表された。ブラックの塗装色は往年の「A500」をオマージュ。そこに、トリコロールカラーと白抜きAエンブレムを配してオリジナリティを強調した。