BMW Mハイパフォーマンスモデルの新型M3と新型M4が待望の日本デビュー

BMWがサーキットでの運動性能を極限まで高めた新型M3と新型M4を日本で発売。パワーユニットには3リットル直6 Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載

 BMWジャパンは2021年1月26日、第6世代の新型M3(G80)と第2世代の新型M4(G82)を設定し、同日より発売した。

▲BMW M3 Competition価格:8SAT1324万円 全長4805×全幅1905×全高1435mm ホイールベース2855mm 車重1740kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはアイル・オブ・マン・グリーン
▲BMW M3 Competition価格:8SAT1324万円 全長4805×全幅1905×全高1435mm ホイールベース2855mm 車重1740kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはアイル・オブ・マン・グリーン

車種展開は以下の通り。
■M3
M3 Competition:1324万円
M3 Competition Track Package:1436万円
■M4
M4:1298万円
M4 Competition:1348万円
M4 Competition Track Package:1460万円
なお、ユーザーへの納車は本年3月以降を予定している。

▲BMW M4 Competition Track Package 価格:8SAT1460万円 全長4805×全幅1885×全高1395mm ホイールベース2855mm 車重1730kg 乗車定員4名 写真のボディカラーはサンパウロ・イエロー
▲BMW M4 Competition Track Package 価格:8SAT1460万円 全長4805×全幅1885×全高1395mm ホイールベース2855mm 車重1730kg 乗車定員4名 写真のボディカラーはサンパウロ・イエロー

 BMW M社が開発する高性能バージョンのMモデルには、2つのカテゴリーが存在する。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルで、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンスモデルである。今回発売された4ドアセダンのM3と2ドアクーペのM4は、Mハイパフォーマンスモデルに位置づけられる。

▲水平方向のダブルバーを配し、 ボンネットと一体となったフレームレス大型キドニーグリルを配備
▲水平方向のダブルバーを配し、 ボンネットと一体となったフレームレス大型キドニーグリルを配備
▲トップ部にはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製ルーフを採用する
▲トップ部にはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製ルーフを採用する

 外装に関しては、BMW Individualハイグロスシャドーラインエクステリアを採用したうえで、フロントマスクには迫力のある縦型のフレームレス大型キドニーグリルを組み込み、水平方向にダブルブラックバーをセット。また、大出力エンジンの冷却性能を高めるために大型のエアインテークを装備する。サイドビューでは、Mモデル専用となるサイドギルやエアロデザインのMドアミラーなどを装着。トップ部はカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製ルーフで仕立てた。そしてリアセクションでは、デュアルタイプのMスポーツエグゾーストや空力特性を高めるディフューザー、有効なダウンフォース性能が得られるスポイラーなどを採用する。足もとには、M4に前9.5J×18/後10.5J×19ダブルスポークスタイリング824M(オービットグレー)鍛造Mライトアロイホイール+前275/40R18/後285/35R19タイヤを、M3/M4 Competitionに前9.5J×19/後10.5J×20ダブルスポークスタイリング825Mバイカラー(ブラック)鍛造Mライトアロイホイール+前275/35R19/後285/30R20タイヤを、M3/M4 Competition Track Packageに前9.5J×19/後10.5J×20ダブルスポークスタイリング826Mバイカラー(ブラック)鍛造Mライトアロイホイール+前275/35R19/後285/30R20タイヤを標準で装着した。

▲10.25インチのワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機構付)や12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルを採用したBMWライブコックピットのほか、マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールなどを装備する。日本導入モデルのハンドル位置はM3系が右、M4系が右/左
▲10.25インチのワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機構付)や12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルを採用したBMWライブコックピットのほか、マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールなどを装備する。日本導入モデルのハンドル位置はM3系が右、M4系が右/左
▲M3/M4 CompetitionにはMスポーツシートを装着。写真はオプションで用意するキャラミオレンジ/ブラックのフルレザーメリノ表皮
▲M3/M4 CompetitionにはMスポーツシートを装着。写真はオプションで用意するキャラミオレンジ/ブラックのフルレザーメリノ表皮
▲M3/M4 Competition Track PackageにはMカーボンバケットシートを採用。写真はオプションで用意するヤスマリナブルー/ブラックのフルレザーメリノ表皮
▲M3/M4 Competition Track PackageにはMカーボンバケットシートを採用。写真はオプションで用意するヤスマリナブルー/ブラックのフルレザーメリノ表皮

 内包するインテリアは、10.25インチのワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機構付)や12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルを採用したBMWライブコックピットのほか、マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール(M1/M2ボタン付)やMロゴが輝くドアシルなどを標準装備。ブラックハイグロストリム/パールクロームハイライト(M4とM3/M4 Competition)およびカーボンファイバートリム/パールクロームハイライト(M3/M4 Competition Track Package)やBMW Individual アンソラジットルーフライニングも設定する。また、前席にはM4とM3/M4 CompetitionにMスポーツシートを、M3/M4 Competition Track PackageにMカーボンバケットシート(M4とM3/M4 Competitionはオプションで選択可)を装着した。一方、安全・運転支援システムの面ではアクティブクルーズコントロール等を含むドライビング・アシスト・プロフェッショナルや高速道路での渋滞時にドライバーをサポートするハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム、最新のBMWコネクテッドドライブ、AI技術を活用したBMWインテリジェントパーソナルアシスタントなどを設定している。

▲パワーユニットには2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。M4では最高出力480ps/6250rpm、最大トルク550Nm/2650~6130rpm、M3/M4 Competition系では同510ps/6250rpm、650Nm/2750~5500rpmを発生する
▲パワーユニットには2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。M4では最高出力480ps/6250rpm、最大トルク550Nm/2650~6130rpm、M3/M4 Competition系では同510ps/6250rpm、650Nm/2750~5500rpmを発生する

 パワーユニットに関しては、ダブルVANOSやバルブトロニック、高精度ダイレクトインジェクションシステムなどを組み込んだ2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。M4では最高出力480ps/6250rpm、最大トルク550Nm/2650~6130rpm、より高出力化を図ったM3/M4 Competition系では同510ps/6250rpm、650Nm/2750~5500rpmを発生する。トランスミッションにはM4に6速MTを、M3/M4 Competition系に8速Mステップトロニック(Drivelogic付)を組み合わせ、駆動レイアウトはFR(フロントエンジン・リアドライブ)で構成。また、アダプティブMサスペンションやMスポーツディファレンシャルなどを組み込んで、より正確なハンドリングとダイナミックな走りを具現化した。一方、制動機構についてはM4とM3/M4 CompetitionにMコンパウンドブレーキシステムを、M3/M4 Competition Track PackageにMカーボンセラミックブレーキシステムを採用。また、スピードリミッターの制限速度を290km/hまで引き上げることが可能なMドライバーズパッケージをM3/M4 Competition Track Packageに標準、M4とM3/M4 Competitionにオプションで設定している。

▲アダプティブMサスペンションやMスポーツディファレンシャルなどを組み込んで、より正確なハンドリングとダイナミックな走りを実現した
▲アダプティブMサスペンションやMスポーツディファレンシャルなどを組み込んで、より正確なハンドリングとダイナミックな走りを実現した
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