BMWミニが本国でマイナーチェンジ。生産は本年3月から開始予定

BMWミニ3ドア/5ドア/コンバーチブルのアップデートモデルが本国で発表。内外装の仕様変更や機能装備の拡充、シャシーの改良などを実施して商品力を強化

 BMWグループは2021年1月27日(現地時間)、プレミアムスモールカーのミニ3ドア/5ドア/コンバーチブルをマイナーチェンジし、本年3月より生産を開始すると発表した。
 今回の商品改良は、内外装のリファインや機能装備のバージョンアップ、シャシーの一部変更など多岐に渡る。

▲ミニ・クーパーS・3ドア フロントグリルはアッパーとロワを一体化したヘキサゴン形状で仕立てるとともに、ボディ同色の太い横バーを配置。写真のボディカラーは新色のルーフトップグレー。インストルメントクラスターには5インチディスプレイを新装備する
▲ミニ・クーパーS・3ドア フロントグリルはアッパーとロワを一体化したヘキサゴン形状で仕立てるとともに、ボディ同色の太い横バーを配置。写真のボディカラーは新色のルーフトップグレー。インストルメントクラスターには5インチディスプレイを新装備する

 まず外装では、とくにフロントセクションが大きな変更を受ける。グリルはアッパーとロワを一体化したヘキサゴン形状で仕立てるとともに、ボディ同色の太い横バーを配置。新造形のバンパー左右には、“エアカーテン”と称する縦長のインテークを組み込む。また、LEDヘッドライトは内部にハイグロスブラックのハウジングを設定した。一方、サイドビューでは新アレンジのサイドスカットルやパルススポーク2トーンの新18インチアロイホイールなどを装備。リア部ではボディ同色のワイドバーを組み込んだ新形状のバンパーやセンター配置の新フォグランプ、新意匠のユニオンジャックデザインLEDコンビネーションランプなどを採用する。さらに、グラデーションカラーを施したマルチトーンルーフ、ルーフトップグレー/アイランドブルー/ゼスティイエローといった新ボディカラー、ピアノブラック・エクステリア(オプション)などを設定して、個性的なスタイリングにいっそうの磨きをかけた。

▲ミニ・クーパーS・コンバーチブル サイドビューでは新アレンジのサイドスカットルやパルススポーク2トーンの新18インチアロイホイールなどを装備。写真のボディカラーは新色のゼスティイエロー。ステアリングホイールは新デザインで、オプションとしてヒーター機構やナッパレザー巻きを設定する
▲ミニ・クーパーS・コンバーチブル サイドビューでは新アレンジのサイドスカットルやパルススポーク2トーンの新18インチアロイホイールなどを装備。写真のボディカラーは新色のゼスティイエロー。ステアリングホイールは新デザインで、オプションとしてヒーター機構やナッパレザー巻きを設定する

 内装については、ミニのプレミアムなキャラクターをより強調するアレンジを施したことが訴求点だ。インテリアサーフェスには新デザインのデコラクティブパネルやエアダクトを配備。ステアリングホイールも新デザインで、オプションとしてヒーター機構やナッパレザー巻きを用意する。インストルメントクラスターには5インチディスプレイを新装備。センター部には最新グラフィックの8.8インチ高精細ディスプレイを組み込み、MINIコントローラーはブラックで仕立てる。一方、シートには新しいライトチェッカーカラーのスポーツシートを設定。オプションとして、12色展開へと拡大した新アンビエントライトを用意した。

▲ミニ・クーパーS・5ドア リアセクションではボディ同色のワイドバーを組み込んだ新形状のバンパーやセンター配置の新フォグランプ、新意匠のユニオンジャックデザインLEDコンビネーションランプなどを採用。インテリアサーフェスには新デザインのデコラクティブパネルやエアダクトを配する
▲ミニ・クーパーS・5ドア リアセクションではボディ同色のワイドバーを組み込んだ新形状のバンパーやセンター配置の新フォグランプ、新意匠のユニオンジャックデザインLEDコンビネーションランプなどを採用。インテリアサーフェスには新デザインのデコラクティブパネルやエアダクトを配する

 機能装備の面では、電動パーキングブレーキの新採用やアクティブクルーズコントロールへのストップ&ゴー機能の追加、新しいレーンディパーチャーウォーニングと悪天候ライトの設定などを実施。また、シャシー面では周波数選択ダンパー(Frequency Selective Dampers)を組み込んだ新サスペンションをオプションで設定した。

 なお、フル電動EVのミニ・クーパーSEや高性能スポーツモデルのミニ・ジョン・クーパー・ワークスについても、今回と同様の改良を図る予定である。

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