7名乗りミッドサイズSUV「ジープ・コマンダー」の予約受注がスタート

ジープが7名乗り3列シートを備えたミッドサイズSUVの新型コマンダーの予約受注を開始。パワーユニットには2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載。車両価格は597万円に設定

 Stellantis(ステランティス)ジャパンは2022年10月24日、7名乗りミッドサイズSUVの新型ジープ・コマンダー(Jeep Commander)の予約受注を開始した。車種展開はリミテッド(Limited)のみの設定で、車両価格は597万円に据えている。

▲ジープ・コマンダー・リミテッド 価格:9SAT597万円 全長4770×全幅1860×全高1730mm ホイールベース2780mm 車重1870kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費13.9km/リットル 写真のボディカラーはパールホワイトトライコート

▲ジープ・コマンダー・リミテッド 価格:9SAT597万円 全長4770×全幅1860×全高1730mm ホイールベース2780mm 車重1870kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費13.9km/リットル 写真のボディカラーはパールホワイトトライコート

 

 初代のジープ・コマンダーは、2005年開催のニューヨーク国際オートショーで初公開され、2006年モデルとして販売を開始。日本市場では2006年5月より導入し、2009年までリリースされた。今回発表されたコマンダーは第2世代に当たり、本国では2021年にデビュー。日本市場では13年ぶりの復活となる。

▲全カラーともにルーフ部分はブラックペイントで仕上げる。クロームアクセント付ブラックルーフレールも標準で装備。写真のボディカラーはヴェルヴェットレッド

▲全カラーともにルーフ部分はブラックペイントで仕上げる。クロームアクセント付ブラックルーフレールも標準で装備。写真のボディカラーはヴェルヴェットレッド

 

 エクステリアに関しては、ジープのフラッグシップモデルであるグランドチェロキーLからインスピレーションを得た、精悍かつ洗練されたデザインを採用する。フロント部はジープのアイデンティティのひとつである7スロットグリルとLEDヘッドライトを一体造形としてアレンジし、スマートかつ精悍なマスクを創出。また、前走車や対向車の有無を検知してロービームとハイビームを自動で切り替えるオートハイビームシステムや、視認性の高いシーケンシャル式のターンシグナルランプなど、最新の技術を鋭意採用した。一方、サイドセクションは台形のホイールアーチやY字5本スポーク切削光輝18インチアルミホイール+235/55R18 M+Sタイヤを配備してSUVらしい力強さを表現。そしてリアセクションは、日本未導入のプレミアムモデルであるグランドワゴニアをオマージュした新造形のコンビネーションランプおよびバンパーを配して、印象的かつ上質な後ろ姿に仕立てた。ボディカラーはパールホワイトトライコート、ヴェルヴェットレッド、ブリリアントブラッククリスタル、グレーマグネシオメタリックという4色を設定。全カラーともにルーフ部分はブラックペイントで仕上げている。

▲オートハイビームシステムを内蔵したシャープな造形のLEDヘッドライトを装備

▲オートハイビームシステムを内蔵したシャープな造形のLEDヘッドライトを装備

▲足もとにはY字5本スポーク切削光輝アルミホイール+235/55R18 M+Sタイヤを装着

▲足もとにはY字5本スポーク切削光輝アルミホイール+235/55R18 M+Sタイヤを装着

▲サンルーフ仕様は+16万円の設定

▲サンルーフ仕様は+16万円の設定

▲ボディカラーはブリリアントブラッククリスタル(写真・上)とグレーマグネシオメタリック(同・下)の選択も可能

▲ボディカラーはブリリアントブラッククリスタル(写真・上)とグレーマグネシオメタリック(同・下)の選択も可能

 

 注目のキャビン空間は、3列シートの7名乗り(2/3/2名乗車)で構成。サポート部にダイヤモンドキルティング処理を施したシート表皮やトリム類には上質なレザーを配し、合わせて前席には8ウェイパワー機構(運転席側メモリー機能付)やヒーター機構を、2列目にはワンタッチで格納できるタンブル機能を組み込んだ60:40分割可倒機構を、3列目には50:50分割可倒機構を内蔵する。ラゲッジ容量は全席使用時で170リットル、3列目格納時で481リットルを確保した。

 先進機能の面では、フルカラー10.25インチマルチビューディスプレイやオーディオナビゲーションシステム(Uconnect)10.1インチタッチパネルモニター、ワイヤレスチャージングパッドなどを標準で装備。さらに、スピーカー9基/サブウーハー1基で構成するプレミアムサウンドシステムも採用する。内装カラーはパールホワイトトライコートとヴェルヴェットレッドのボディカラーにエンペラドールブラウン/ブラックを、ブリリアントブラッククリスタルとグレーマグネシオメタリックのボディカラーにブラックを組み合わせた。

▲内装カラーはパールホワイトトライコートとヴェルヴェットレッドのボディカラーにエンペラドールブラウン/ブラック(写真・上)を、ブリリアントブラッククリスタルとグレーマグネシオメタリックのボディカラーにブラック(同・下)を組み合わせる

▲内装カラーはパールホワイトトライコートとヴェルヴェットレッドのボディカラーにエンペラドールブラウン/ブラック(写真・上)を、ブリリアントブラッククリスタルとグレーマグネシオメタリックのボディカラーにブラック(同・下)を組み合わせる

▲オーディオナビゲーションシステム(Uconnect)10.1インチタッチパネルモニターを配備

▲オーディオナビゲーションシステム(Uconnect)10.1インチタッチパネルモニターを配備

▲ワイヤレスチャージングパッドを標準で採用

▲ワイヤレスチャージングパッドを標準で採用

▲キャビン空間は3列シートの7名乗り(2/3/2名乗車)で構成

▲キャビン空間は3列シートの7名乗り(2/3/2名乗車)で構成

▲サポート部にダイヤモンドキルティング処理を施したレザー表皮シートを装着

▲サポート部にダイヤモンドキルティング処理を施したレザー表皮シートを装着

▲ラゲッジ容量は全席使用時で170リットル、3列目格納時で481リットルを確保

▲ラゲッジ容量は全席使用時で170リットル、3列目格納時で481リットルを確保

 

 パワーユニットに関しては、1956cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力は170ps/3750rpm、最大トルクは350Nm/1750~2500rpmを発生し、排出ガス後処理装置として尿素SCRシステムを採用する。トランスミッションには電子制御式9速ATをセット。そして、駆動系には電子制御式パワートランスファーユニット(PTU)によって走行速度にかかわらず滑らかに4×2と4×4が切り替わるJeepアクティブドライブや、スロットルコントロール、トランスミッションシフト、トランスファーケース、トラクションコントロールなど12種類の車両マネジメントシステムを連動させることであらゆる路面状況での高い走行安定性を実現し、合わせて任意で「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」という3つのドライブモードが選択できるセレクテレインシステム、急な下り坂を一定の低速で安全に走行できるヒルディセントコントロール(HDC)を組み込んだ。

 基本骨格については、あらゆる地形の走行を想定して設計した新世代アーキテクチャーに、前マクファーソンストラット式/後マルチリンク式の4輪独立懸架機構を採用。サスペンションは様々な路面で高い追従性を発揮し、悪路での走破性とオンロードでの快適な乗り心地を高次元で両立するようにチューニングした。

▲パワーユニットには1956cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力は170ps/3750rpm、最大トルクは350Nm/1750~2500rpmを発生

▲パワーユニットには1956cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力は170ps/3750rpm、最大トルクは350Nm/1750~2500rpmを発生

▲駆動機構には電子制御式パワートランスファーユニット(PTU)によって走行速度にかかわらず滑らかに4×2と4×4が切り替わるJeepアクティブドライブを採用

▲駆動機構には電子制御式パワートランスファーユニット(PTU)によって走行速度にかかわらず滑らかに4×2と4×4が切り替わるJeepアクティブドライブを採用

▲任意で「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」という3つのドライブモードが選択できるセレクテレインシステムを装備

▲任意で「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」という3つのドライブモードが選択できるセレクテレインシステムを装備

 

 先進安全運転支援システムの充実ぶりもコマンダーの特徴。STOP&GO機能付アダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンマネジメント、ハイウェイアシストシステム、サラウンドビューカメラ、ブラインドスポットモニター、ドライバーアテンションアラート、ParkSenseフロント・リアパークアシスト、ParkSense縦列/並列パークアシスト・アンパークアシストなどを標準で組み込んでいる。

▲ParkSense縦列/並列パークアシスト・アンパークアシストを標準で組み込む

▲ParkSense縦列/並列パークアシスト・アンパークアシストを標準で組み込む

 

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