FCAジャパンは2021年2月2日、アルファロメオのプレミアムコンパクトモデルであるジュリエッタに現行モデルで最後の限定車となる「ジュリエッタ・ヴェローチェ・スペチアーレ(Giulietta Veloce Veloce Speciale)」をラインアップし、2月20日より発売すると発表した。車両価格は439万円で、ボディカラーおよび販売台数はアノダイズドブルーメタリック/限定20台、ルナホワイトメタリック/限定25台、エトナブラックメタリック/限定20台に設定する。なお、現行ジュリエッタは2021年いっぱいで販売を終了する予定だ。
今回の限定モデルは、パワーユニットに1742cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボエンジン(240ps/340Nm)+Alfa TCT(ATモード付6速乾式ツインクラッチトランスミッション)を搭載する通常モデルのジュリエッタ・ヴェローチェ1750TBIをベースに、カーボンパーツやイエローアクセントなどを採用して、ジュリエッタならではのデザイン性の高さをいっそう強調したことが特徴である。
まずエクステリアでは、カーボン仕上げのフロントグリル/エクステリアミラーハウジング/サイドスカートやイエローアクセントのフロントアンダーグリル/リアディフューザー/ブレンボ製対向4ポットフロントブレーキキャリパーを特別装備。また、足回りにはスポーツサスペンションとダークミロン仕上げ5ホールデザイン18インチアルミホイール+225/40R18タイヤを、排気系にはスポーツエキゾーストシステムを組み込んだ。
内包するインテリアでは、イエローステッチングを施したオーディオコントローラー付きスポーツレザーステアリング/シフトレバーブーツ/ハンドブレーキゲイター/フロアマットを特別装備。内装色はベース車と共通のブラック基調で仕立て、レザーシート(前席パワー機構/ヒーター機構付き)やレザーシフトノブ、アルミニウムスポーツペダル、ダークグレー仕上げフロントパネル、スポーツタイプメーターパネル(ホワイトイルミネーション)、アルミニウムキックプレートなどを標準で採用する。さらに、先進安全機構としてエレクトロニックスタビリティコントロール(ESC)やABS+EBD、ブレーキプリフィル機能(ブレーキ予圧補助機能)、タイヤプレッシャーモニターリングシステム(TPMS)、エマージェンシーストップシグナル(ESS)、カーボン仕上げアダプティブ機能付きバイキセノンヘッドライトなどを設定した。