FCAジャパンは2021年3月3日、アルファロメオのプレミアムスポーツサルーンのジュリアに特別仕様車の「ジュリア2.0ターボ・ヴェローチェ・ヴィスコンティ・エディション(Giulia 2.0 Turbo Veloce Visconti Edition)」をラインアップし、3月13日に発売すると発表した。車両価格は619万円の設定で、販売台数は45台の限定だ。
今回の特別仕様車は、1995cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラー付ツインスクロールターボエンジン(最高出力280ps/5250rpm、最大トルク400Nm/2250rpm)+電子制御式8速オートマチックトランスミッションを搭載する通常モデルのジュリア2.0ターボ・ヴェローチェをベースに、アルファロメオの創業の地である伊ミラノの名家で、そのビッシオーネ(大蛇)の紋章がアルファロメオのエンブレムに取り入れられている、「ヴィスコンティ家」の栄光をリスペクトして内外装を特別に仕立てたことが特徴である。
まずエクステリアでは、ボディカラーにアルファロメオのロゴと同様、ヴィスコンティ家の紋章に着想を得た専用色のヴィスコンティ・グリーンメタリックを採用。ディテールの演出にもこだわり、ブラックフロントグリルやブラックエクステリアミラーハウジング、ダークエンブレムなどを組み込んで外観を引き締める。また、トップ部にはサンルーフを、後端部にはダークエキゾーストパイプフィニッシャーを装着。足もとには、モノトーンアルミホイールセンターキャップ(シューズは19インチ5ホールデザインアルミホイール+前225/40R19&後255/35R19ランフラットタイヤ)とスポーツブレーキ/イエロー仕上げブレーキキャリパーを特別装備した。
インテリアに関しては、名家の雰囲気を彷彿させる上質なタンレザー内装を採用したほか、インパネおよびドアトリム加飾にグレーオークのウッドパネルを装着。ベース車と同様、前席には6ウェイパワー調整機構付きのスポーツシートを、センター部には8.8インチタッチディスプレイのConnectシステムを配した。
機能装備の面では、基本的にベース車を踏襲。ALFA DNAドライブモードシステムやALFA LINKサスペンション、カーボンプロペラシャフト、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、トラフィックジャムアシスト(TJA)、ハイウェイアシストシステム(HAS)、レーンキーピングアシスト(LKA)、アクティブブラインドスポットアシスト、リアクロスパスディテクション(RCPD)、トラフィックサインレコグニション(TSR)、インテリジェントスピードコントロール(ISC)などを標準で組み込んでいる。