【新型ヴェゼルのライバル探し】上質感がぐっと増した新型ヴェゼルは、CX-30と比較するユーザーが増える!

マツダCXー30・XD・Lパッケージ(4WD) 1.8リッターディーゼルは昨年12月の商品改良で従来の116psから130psにパワーアップ スタイルはクーペの優雅さとSUVの力強さを追求 1540mmの全高は一般的なパワーパーキングに対応
マツダCXー30・XD・Lパッケージ(4WD) 1.8リッターディーゼルは昨年12月の商品改良で従来の116psから130psにパワーアップ スタイルはクーペの優雅さとSUVの力強さを追求 1540mmの全高は一般的なパワーパーキングに対応

マツダCXー30・XD・Lパッケージ(4WD) 価格:6SAT 330万5500円 試乗記

CX-30は流麗フォルム。質感はプレミアムレベル

 新型ヴェゼルは、各部の上質感が大幅に上昇した。今後CX-30と比較するユーザーは増えるだろう。
 CX―30のエクステリアは、マツダ3からスタートした「深化した魂動デザイン」で構成。マツダ3ほどアバンギャルドではないが、いい意味で生活感が薄いクリーンな造形でまとめた。「スポーティなタイト感」と「SUVの力強さ」のバランスは見事だ。

 インテリアはオーソドックスなレイアウトで、コクピット感覚が強め。質感はプレミアムカテゴリーと比べても負けないクオリティを持つ。

CX-30のボディカラ—は全8色 写真のソウルレッドプレミアムマイカはop(6万6000円) 4395mmの全長はマツダ3比65mm短い
CX-30のボディカラ—は全8色 写真のソウルレッドプレミアムマイカはop(6万6000円) 4395mmの全長はマツダ3比65mm短い

CX-30のパッケージングは優秀。走り滑らか

 居住性はハイレベル。ボディは全長4.4m以下にこだわってマツダ3よりひと回りコンパクトだが、パッケージングの工夫で前後席とも余裕あるスペースを実現。後席スペースは身長180cmのパッセンジャーでもくつろげる。ラゲッジは、使い勝手を重視した空間設計。見た目以上に広いスペースを確保している。

 パワートレーンは2リッターガソリン/ 1.8リッターディーゼル/ 2リッタースカイアクティブXと豊富。昨年12月の一部改良でディーゼルとスカイアクティブXがパワーアップ。価格とパフォーマンスのバランスでディーゼルがお勧めだ。
 フットワークは、クラス水準を超える仕上がり。走る/曲がる/止まるのすべての領域で滑らかな動きを実現した。ただし、フィーリングは澄んだ水、悪くいえば薄味すぎて後味が残らない。
 今後の改良でマツダらしい明確な「味付け=個性の強化」をしてほしい。

室内は上質な雰囲気 Lパッケージは各部レザー仕上げ 8.5インチセンターモニター標準 ナビ機能はop
室内は上質な雰囲気 Lパッケージは各部レザー仕上げ 8.5インチセンターモニター標準 ナビ機能はop
Lパッケージンは本革シート標準 前後席とも腰をしっかり支える快適設計 室内の広さはCXー5と同等 室内長1830mm
Lパッケージンは本革シート標準 前後席とも腰をしっかり支える快適設計 室内の広さはCXー5と同等 室内長1830mm
メーターは3眼式 速度計はTFT液晶 ヘッドアップディスプレイ標準
メーターは3眼式 速度計はTFT液晶 ヘッドアップディスプレイ標準
後席使用時の荷室容量は430リッター リアゲートはハンズフリー電動タイプ
後席使用時の荷室容量は430リッター リアゲートはハンズフリー電動タイプ

マツダCX-30・XD・Lパッケージ(4WD) 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード=XD・Lパッケージ(4WD)
価格=6SAT 330万5500円
全長×全幅×全高=4395×1795×1540mm
ホイールベース=2655mm
トレッド=フロント:1565×リア:1565mm
最低地上高=175mm
車重=1530kg
エンジン=1756cc直4DOHC16Vディーゼルターボ(軽油仕様)
最高出力=95kW(130ps)/4000rpm
最大トルク=270Nm(27.5kgm)/1600〜2600rpm
WLTCモード燃費=18.4km/リッター(燃料タンク容量48リッター)
(市街地/郊外/高速道路=15.3/18.3/20.3km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=215/55R18+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.3m

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