三菱自動車がクロスオーバーSUVのエクリプス クロスを商品改良。グレード展開の見直しや機能装備の拡充などを図るとともに、特別仕様車の「BLACK Edition」を新規にラインアップ
三菱自動車は2022年11月10日、クロスオーバーSUVのエクリプス クロスの一部改良を実施し、合わせて特別仕様車の「BLACK Edition(ブラックエディション)」を新設定して、MおよびG Limited Edition(Gリミテッドエディション)を同日より、その他のグレードを2023年2月16日より販売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
■PHEVモデル
M:ツインモーター4WD 386万3200円
G Limited Edition:ツインモーター4WD 407万8800円
G:ツインモーター4WD 433万7300円
BLACK Edition:ツインモーター4WD 465万800円
P:ツインモーター4WD 465万800円
■ガソリンモデル
M:2WD 254万2100円/4WD 276万2100円
G Limited Edition:2WD 278万3000円/4WD 300万3000円
G:2WD 304万1500円/4WD 326万1500円
BLACK Edition:2WD 330万円/4WD 352万円
P:2WD 330万円/4WD 352万円
今回の改良は、グレード展開の見直しや機能装備の拡充などを図るとともに、特別仕様車の「BLACK Edition」を新たに設定したことが特徴である。
まずグレード展開では、PHEVモデルとガソリンモデルともにM/G/Pおよび特別仕様車のG Limited Edition/BLACK Editionという計5タイプずつの構成に変更。従来はガソリンモデルのみに設定していたG Limited Edition をPHEVモデルにも拡大展開し、またガソリンモデルの最上級グレードを従来のG Plus PackageからPに切り替えたことがトピックだ。
装備面に関しては、P/G/BLACK Editionにエレクトリックテールゲートを標準装備として利便性を高めたほか、リアシートにシートヒーターを標準化するなどして快適性を向上。また、P/G/BLACK Edition/G Limited EditionおよびPHEVモデルのMに後席充電用USBポートを新たに採用する。さらに、従来はPHEVモデルのみに設定していた高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」を、ガソリンモデルのP/G/BLACK Edition/G Limited Editionにも標準で組み込んだ。
新たに設定した特別仕様車のBLACK Editionに話を移そう。
ベース車は最上級仕様のPグレードで、内外装の随所にブラックアクセントの専用パーツを装備して、スポーティかつ精悍なクロスオーバーSUVに仕立てている。
外装では、グロスブラック仕上げの前後スキッドプレートやブラックマイカのLEDターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー、ブラックのサイドドアガーニッシュを特別装備。足もとにはブラック塗装の18インチアルミホイール(タイヤは225/55R18サイズ)を組み込んだ。
一方で内装には、ミディアムグレーステッチを配したピアノブラック加飾付のディンプル付本革巻ステアリングホイールや、ピアノブラックのメーターガーニッシュおよびインパネセンターアッパーガーニッシュ、ダークシルバーのインパネオーナメントおよびドアグリップ、ミディアムグレーステッチ入りの合成皮革ドアアームレストおよびアームレスト&サングラストレイ付大型フロアコンソールボックスを特別装備。スエード調素材×合成皮革のコンビ表皮シートにも、ミディアムグレーステッチを配備した。
パワートレインは基本的に従来モデルと共通で、PHEVモデルに4B12型2359cc直列4気筒DOHC16V・MIVECエンジン(128ps/20.3kg・m)+S61型フロントモーター(60kW/137Nm)+Y61型リアモーター(70kW/195Nm)+リチウムイオン電池(総電力量13.8kWh)を、ガソリンモデルに4B40型1498cc直列4気筒DOHC16V直噴MIVECインタークーラー付ターボエンジン(150ps/24.5kg・m)+INVECS-Ⅲ8速スポーツモードCVTを採用している。