メルセデス・ベンツ日本は2021年4月19日、人気ミドルサイズSUVクーペのGLCクーペに特別仕様車「GLC 220d 4MATICクーペ Magno Night Edition(マグノナイトエディション)」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は891万円に設定。販売台数は100台の限定だ。
今回の特別仕様車は、1949cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(194ps/400Nm)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)+4マチックのパワートレインを搭載したGLC 220d 4MATICクーペをベースに、通常モデルでは設定のない専用外装色のセレナイトグレーマグノ(艶消しグレー)を採用したことが特徴である。また、外装ではAMGスタイリングパッケージをベースに、通常シルバーであるフロントグリルやフロントスポイラー、ウインドウモール、リアバンパー、ルーフレールなどにブラックを施した本特別仕様車専用のナイトパッケージを採用。足もとにはハイグロスブラックペイント20インチAMG5ツインスポークアルミホイールをセットする。さらに、片側84個のLEDを備え、マルチパーパスカメラとコントロールユニットが理想的な配光パターンを毎秒100回の頻度で解析することできめ細かく高精度な配光を実現するマルチビームLEDヘッドライトやアダプティブハイビームアシストプラス、LEDコーナリングライトを標準で装備した。
内包するインテリアには、上質でシックなブラックカラーの本革シートを特別装備。合わせて内装トリムにはブラックアッシュウッドを配し、ブラックとシルバーで統一したシックかつ落ち着いた室内空間に仕立てる。また、前席カップホルダーカバーに“Magno Night Edition”のバッジをあしらって特別感を演出。さらに、速度計やタコメーター、アシスタンスシステムの作動状況、ナビゲーションの案内などドライビングに必要な情報を見やすくカラー表示する12.3インチコックピットディスプレイ、身体と座面の間にこもった熱や湿気をシートに内蔵された複数のファンが除去することで暑い季節の快適性を高める前席シートベンチレーションを標準で採用した。
機構面では、足回りにエアスプリングと電子制御ダンパーの緻密なコントロールにより快適な乗り心地を提供するAIR BODY CONTROLサスペンションを導入。制動機構には“Mercedes-Benz”ロゴ付きブレーキキャリパー&ドリルドベンチレーテッドディスク(フロント)を設定した。