仏アルピーヌは2021年5月12日(現地時間)、アルピーヌA110の特別仕様車「リネージGT」2021年モデルを発表。また、アルピーヌ・ジャポンは5月13日に同モデルの日本導入内容を6月中旬に公表するとアナウンスした。
リネージGTはA110の上級グレードのリネージをベースに、内外装をよりエレガントに仕立てたスペシャルモデルで、昨年は全世界400台限定、日本では30台限定で販売。たちまち完売するという、人気のリミテッドバージョンに昇華する。
2021年モデルは、全世界300台限定でリリース。ミッドシップ搭載する1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジンは、ベース車の252ps/320Nm仕様ではなく、A110Sに採用する292hp/320Nm仕様に変更する。トランスミッションには7速DCT(7速デュアルクラッチトランスミッション)を採用。性能面では0→100km/h加速4.4秒、0→400m加速12.6秒、0→1000m加速22.9秒、最高速度250km/hと公表している。
ボディカラーに関しては、マットマーキュリーシルバーとアビスブルーを設定。また、ペールゴールド(淡いゴールド)で彩ったALPINEエンブレムや18インチのグランプリダイヤモンドカットアロイホイール(タイヤサイズは前215/40 R18/後245/40 R18)、ゴールド塗装のブレーキキャリパー、クリア仕上げのLEDリアコンビネーションランプなどを特別装備する。
内包するインテリアは、マットマーキュリーシルバーのボディカラーがブラック基調、アビスブルーがアンバーブラウン基調で仕立て、ともにレザー表皮のSabelt製コンフォートシートを装着。さらに、Dinamicaヘッドライナーやグロッシーカーボンファイバー製センターコンソール/ダッシュボードバイザー/エアベントなどを特別装備する。そして、センターコンソール部にはシリアル番号を刻む専用プレートを組み込んだ。