FCAジャパンは2021年5月13日、ジープの本格オフローダー「ラングラー・アンリミテッド(Wrangler Unlimited)」に特別限定モデルの「ラングラー・アンリミテッド・アイランダー(Wrangler Unlimited Islander)」をラインアップし、5月22日より発売すると発表した。車両価格は550万円の設定で、販売台数は200台の限定だ。
今回の限定モデルは、3604cc・V型6気筒DOHCエンジン(284ps/347Nm)+電子制御8速AT+セレクトラック4×4システムを搭載する通常モデルのアンリミテッド・スポーツ3.6Lをベースに、ビーチが似合う個性的な内外装アイテムを豊富に纏って、通常モデルとはひと味違った個性を付与したことが特徴である。なお、車名のアイランダー(Islander)は初代ラングラー(YJ型)をベースとして1988年に登場した特別仕様車に由来。開放感に満ちた南国のビーチをイメージさせる、遊び心あふれるスタイルで人気を博したモデルが、約10年ぶりに復活を果たしたわけだ。
まず外装では、ボディカラーに涼しげなブルー系のチーフC/C(販売台数100台限定)と、人気色のヘラヤライエローC/C(同100台限定)の2タイプを設定。ここに、現行のJL型では初となるホワイトのハードトップを装着し、ルックスの鮮やかさをいっそう引き上げる。また、ボンネット側面とタイヤカバーにはポリネシア神話に登場するティキ(Tiki)をモチーフにJeepのセブンスロットの鼻を組み合わせた独自のキャラクター“ティキ・ボブ(Tiki Bob)”のイラストをあしらって、ユニークな遊び心を演出。さらに、明るいシルバーで彩った17インチアルミホイール(タイヤは245/75R17サイズのオールテレイン)やJeepバッジを特別装備し、合わせて車体下部を保護するロックレールを組み込んで、爽やかなアウトドアスタイルを強調した。
インテリアに関しては、外装と統一感のあるセラミックホワイトのインストルメントパネルやISLANDERロゴおよびサーフブルー・ステッチをあしらった布製バケットシートを特別装備。また、乗り降りする度に目に留まるMopar製ステンレスドアシルガードや乗降をサポートするMopar製フロント/リアグラブハンドル、車内を汚れから守るMopar製のラバーフロアマットおよびカーゴチューブライナーを標準で組み込む。さらに、スイングゲート部にはISLANDER TIKI BOB入りの専用プレートを装着した。
安全装備類に関しては基本的にベース車を踏襲し、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションやParkSenseフロント・リアパークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)、前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)などを標準設定。また、機能装備としてApple CarPlay/Android Auto対応オーディオシステム(Uconnect)7インチタッチパネルモニターやフルカラー7インチマルチビューディスプレイ、リアドームオーバーヘッドLEDランプなどのアイテムも標準で採用している。