FCAジャパンは2021年5月20日、ジープの本格オフローダー「ラングラー(Wrangler)」に300台限定の特別仕様車「ラングラー・アンリミテッド・サハラ・スカイワンタッチパワートップ(Wrangler Unlimited Sahara Sky One-Touch Power Top)」をラインアップし、6月5日より発売すると発表した。車両価格は628万円に設定する。
スカイワンタッチパワートップは、北米仕様にオプションとして用意される電動開閉式のルーフトップだ。同トップ機構は、スイッチ操作ひとつでルーフが後方へと蛇腹状に折り畳まれながら開き、いつでも気軽にオープンエアドライブを楽しむことができる。開閉に要する時間は約20秒と短く、約96km/h以下であれば走行中でも操作が可能。また、サンルーフのように前席頭上のみを開けることもできる。さらに、リアクォーターウインドウはパネルごと脱着が可能で、簡単な手順でいっそうの開放感を演出。取り外したリアクォーターウインドウは、専用バッグに入れてリアシートの背もたれ後方に収納する仕組みだ。
ボディカラーについては、現行JL型ラングラーでは初採用となるハイドロブルーP/C(限定150台)と通常モデルでは「ルビコン」のみに設定されるスティンググレーC/C(同150台)の全2色を設定。インテリアカラーはいずれもブラックで仕立てている。
パワートレインに関しては基本的にベース車のラングラー・アンリミテッド・サハラと共通で、3604cc・V型6気筒DOHCエンジン(284ps/347Nm)+電子制御式8速ATを搭載。駆動機構にはセレクトラックフルタイム4×4システムを採用する。
エクイップメントもベース車に準じ、LEDヘッドライト/フロントフォグランプ/リアライトやオートヘッドライト、フルカラー7インチマルチビューディスプレイ、本革巻きステアリングホイール、8.4インチVGAタッチパネルモニター付オーディオナビゲーションシステム(Uconnect)、リアドームオーバーヘッドLEDランプ、レザーシート、フロントシートヒーター、18インチアルミホイール+255/70R18オールシーズンタイヤ、トランスミッション/トランスファーケース/フューエルタンク用スキッドプレートなどを標準で装備。安全機構も充実しており、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションやParkSenseフロント&リアパークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)、前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)などを標準で設定している。