フィアットの人気商用バン「デュカト」が日本発売。販売はフィアット プロフェッショナル正規販売代理店にて実施

フィアットが本国でベストセラー商用車の「デュカト」をキャンピングカーのベース車両として日本で発売。車種展開は標準ホイールベースのL2H2、ロングホイールベースのL3H2、ロングホイールベースでハイルーフ仕様のL3H3の3タイプを設定

 Stellantisジャパンは2022年12月1日、本国でベストセラー商用バンの「デュカト(DUCATO)」の2022年モデル(Series 8)をキャンピングカーのベース車両として日本に導入し、フィアット プロフェッショナル正規販売代理店にて発売した。車種展開は標準ホイールベース(3450mm)のL2H2、ロングホイールベース(4035mm)のL3H2、ロングホイールベースでハイルーフ仕様のL3H3の3タイプを設定する。

▲フィアット・デュカト キャンピングカーのベース車両として日本に導入して発売。車両価格は512万5000円~547万5000円に設定し、フィアット プロフェッショナル正規販売代理店にて販売する

▲フィアット・デュカト キャンピングカーのベース車両として日本に導入して発売。車両価格は512万5000円~547万5000円に設定し、フィアット プロフェッショナル正規販売代理店にて販売する

 

車両価格は以下の通り。

L2H2:512万5000円

L3H2:530万円

L3H3:547万5000円

▲ボディサイズ/車重はホイールベース3450mmのL2H2が全長5410×全幅2050×全高2525mm/2080kg、同4035mmのL3H2が全長5995×全幅2050×全高2525mm/2130kg、同4035mmのL3H3が全長5995×全幅2050×全高2765mm/2160kgに設定

▲ボディサイズ/車重はホイールベース3450mmのL2H2が全長5410×全幅2050×全高2525mm/2080kg、同4035mmのL3H2が全長5995×全幅2050×全高2525mm/2130kg、同4035mmのL3H3が全長5995×全幅2050×全高2765mm/2160kgに設定

 

 欧州マーケットで2020年と2021年に小型商用車のベストセラーモデルに輝いた現行デュカトは、スタイルと機能の融合に焦点を当てたイタリアンデザイン、優れた機能性と効率性を実現したパッケージング、快適かつ先進的なキャビン空間、高効率で力強いパワーユニット、そして幅広いカスタムに対応する汎用性を有していることが特徴である。

▲最大積載量はL2H2が1300kg、L3H2が1250kg、L3H3が1200kgを確保

▲最大積載量はL2H2が1300kg、L3H2が1250kg、L3H3が1200kgを確保

 

 まずエクステリアは、日本の商用バンとは一線を画すスタイリッシュなボクシーデザインを基調に、ヘッドライト下端からつながる逆台形の枠に横桟を配した大型グリル、イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的な“FIAT”エンブレム、新アレンジのスキッドプレート、大開口のスライド式サイドドア、左右ヒンジ式のリアドアなどを採用。また、フルLEDテクノロジーを導入したヘッドライトおよびデイタイムランニングライトやコーナリング機能付きのフロントフォグランプ、ヒーテッド機能付きの電動格納式ドアミラーを組み込んで機能性を高める。ボディタイプはホイールベース3450mmのL2H2、同4035mmのL3H2およびL3H3を設定。また、H2は標準ルーフ(全高2525mm)、H3はハイルーフ(同2765mm)で仕立てる。一方、最大積載量はL2H2が1300kg、L3H2が1250kg、L3H3が1200kgを確保した。

▲フルLEDテクノロジーを導入したヘッドライトおよびデイタイムランニングライトを配備

▲フルLEDテクノロジーを導入したヘッドライトおよびデイタイムランニングライトを配備

▲イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的な“FIAT”エンブレムを配したフロントグリルを採用

▲イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的な“FIAT”エンブレムを配したフロントグリルを採用

▲サイドの後方下端も映し出すヒーテッド機能付き電動格納式ドアミラーを装着

▲サイドの後方下端も映し出すヒーテッド機能付き電動格納式ドアミラーを装着

 

 ボディカラーは標準色のデュカトホワイト(ソリッド)のほか、ソリッド系のエクスペディショングレー/ランサローテグレー、メタリック系のアイアングレー/メタリックブラック/アーテンスグレーという全6タイプをラインアップしている。

▲ボディカラーは標準色のデュカトホワイト(ソリッド)を含めて全6タイプを設定

▲ボディカラーは標準色のデュカトホワイト(ソリッド)を含めて全6タイプを設定

 

 内包するインテリアは、実用的であると同時に安全かつ快適なキャビン空間に仕立てたことが訴求点だ。デジタル面では、7インチTFTメータークラスターや10インチタッチパネルモニター(Uconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Auto対応)、USB-Aポート×1/USB-Cポート×2、電源コンセント、ワイヤレスチャージングパッドなどを装備。また、キーレスエントリー&ゴー機能やプッシュエンジンスタート、エレクトロニックパーキングブレーキ、デュアルゾーン式フルオートエアコン、オーディオコントロール/クルーズコントロール付き本革巻きステアリングなどを採用して機能性および快適性を高める。一方、運転席/助手席には一体型ヘッドレストや幅広のバックレスト、ダブルアームレストを配したキャプテンシートを装着。このシートは高い安定性と信頼性を備えたピボットプレート上に設置したうえで、後方へのアクセスを容易にする180度の回転機構を組み込む。合わせて、荷室後端までの効率的なウォークスルー・レイアウトを採用した。

▲フルデジタル化したコクピットに、再定義した快適性を具現化する装備群を採用したインテリア。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲フルデジタル化したコクピットに、再定義した快適性を具現化する装備群を採用したインテリア。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲各種情報が把握しやすい7インチフルカラーTFTメータークラスターを装備

▲各種情報が把握しやすい7インチフルカラーTFTメータークラスターを装備

▲Uconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Auto対応の10インチタッチパネルモニターを採用

▲Uconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Auto対応の10インチタッチパネルモニターを採用

 

 パワーユニットに関しては、“MultiJet3”と称する2184cc直列4気筒インタークーラー付ターボディーゼルエンジンを搭載。優れた燃焼効率や高い耐久性を確保したうえで、最高出力は180hp/3500rpm、最大トルクは450Nm/1500rpmを発生する。トランスミッションにはトルクコンバータ式の9速ATを組み合わせ、前輪を駆動。泥、砂、雪など低μ路での走行をサポートするインテリジェント電子制御式ディファレンシャルロックを配したトラクションプラスも装備する。また、操舵機構には電動パワーステアリングを、懸架機構には前マクファーソンストラット/後リーフリジッドを専用セッティングで採用し、さらにシューズには16インチスチールホイール(センターカバー付)+225/75R16キャンピングカータイヤを組み込んで、クルージング時の快適性や低速走行時の扱いやすさ、そして積載時の高い安定感を実現した。

▲パワーユニットには“MultiJet3”2184cc直列4気筒インタークーラー付ターボディーゼルエンジンを搭載。最高出力は180hp/3500rpm、最大トルクは450Nm/1500rpmを発生

▲パワーユニットには“MultiJet3”2184cc直列4気筒インタークーラー付ターボディーゼルエンジンを搭載。最高出力は180hp/3500rpm、最大トルクは450Nm/1500rpmを発生

▲トランスミッションには9速ATを採用。シフトノブは本革巻き

▲トランスミッションには9速ATを採用。シフトノブは本革巻き

 

 先進安全運転支援システムを乗用車セグメント並みに充実させた点も見逃せない。具体的には、車線逸脱警報のレーンデパーチャーウォーンング、歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキ、ポストコリジョンブレーキング、レインセンサー、クロスウィンドアシスト、リアパーキングカメラなどを標準装備。さらに、デジタル処理したリアビュー画像を映し出すデジタルリアビュールームミラーも組み込んでいる。

▲歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキを装備

▲歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキを装備

▲デジタル処理したリアビュー画像を映し出すデジタルルームミラーを採用

▲デジタル処理したリアビュー画像を映し出すデジタルルームミラーを採用

 

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