フェアレディZ同様にニスモ開発の様々なパーツを組み込んだのが、2022年夏のデビューとこちらも「まだ登場したて」という印象が漂う4代目となったエクストレイル。
今回のテスト車に装着されていたのは、実際にダウンフォースを高めるフロントのリップスポイラー(5万2800円)や、見た目上でもリアビューをよりスポーティに演出するスポーツマフラー(16万2800円)、そして新型エクストレイル用に新サイズが設定されたLMX6Sとネーミングされたリム部分にさりげなく「NISMO」のロゴが配された鍛造1ピースタイプのアルミホイール(5万5000円/1本)である。
可変圧縮比機構という凝ったメカニズムを使いながらエンジンは発電機の駆動に専念するオリジナルの新型エクストレイルの走りは、ロードノイズが高まったシーンで回転数を高めるなどといった制御を採り入れることで、静粛性を徹底して高めているのが大きな特徴。
それに比べるとNISMOパーツ装着車は、スポーツマフラーの採用でサウンドが明確に聞こえるようになったことで、エンジンの存在感がグンと強くなっていることは間違いない。このあたりは、受け取る人の価値観次第で評価が大きく分かれそうなところではありそうだ。スタイリッシュでスポーティ、そしてちょっぴりワイルドな雰囲気をトッピングするエクストレイル用ニスモパーツは、個性を主張するのに最適な選択肢だ。
※【本誌取材ノート】は雑誌『CAR and DRIVER(カー・アンド・ドライバー)』掲載記事と連動したコンテンツです