三菱自動車は2021年5月26日、新型クロスオーバーSUV「エクリプス クロス」のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを6月1日にニュージーランドで、7月にオーストラリアで発売すると発表した。同社は持続可能な社会の実現に向けてプラグインハイブリッドを軸に電動車の普及を世界各地で進めており、今回のエクリプス クロスPHEVモデルの発売によって、オセアニア市場における商品ラインアップのさらなる拡充を目指している。
エクリプス クロスのPHEVモデルは三菱自動車の2車種目となるプラグインハイブリッドEVで、2359cc直列4気筒DOHC16V・MIVECエンジン+フロントモーター+リアモーター+リチウムイオンバッテリーで構成するツインモーター4WD方式のプラグインハイブリッドシステムをアウトランダーPHEVから継承したうえで、スポーティな制御に設定変更。力強く滑らかで、かつ静かな電動車ならではの加速性能と、車両運動統合制御システムS-AWCによる意のままの操縦性や卓越した走行安定性を実現している。また、自ら発電できるため、満充電・満タンの状態であればV2H(Vehicle to Home)機器を経由して一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することが可能だ。
エクリプス クロスPHEVモデルのオセアニア市場への新投入に関して、三菱自動車の矢田部陽一郎副社長は「ニュージーランドではアウトランダーPHEVの累計販売台数がプラグインハイブリッドおよび電気自動車カテゴリーの中で同国最多となるなど、当社の環境対応車が高く評価されている」「エクリプス クロスのPHEVモデルは環境性能に加えて、だれでも安心して楽しめる軽快感のあるハンドリングで走りの魅力を高めている。すでに販売を開始している日本と欧州では好評を博しており、ニュージーランドと豪州のユーザーにも自信を持ってお届けできる」とコメントしている。