トヨタ自動車は2021年6月4日、クロスオーバーSUVのC-HRに特別仕様車「G“Mode-Nero Safety PlusⅡ”」と「G-T“Mode-Nero Safety PlusⅡ”」を設定し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■リダクション機構付THSⅡ搭載車
G“Mode-Nero Safety PlusⅡ”:THS304万5000円
■8NR-FTS(1.2Lターボ)エンジン搭載車
G-T“Mode-Nero Safety PlusⅡ”・2WD:7CVT271万5000円
G-T“Mode-Nero Safety PlusⅡ”・4WD:7CVT291万3000円
今回の特別仕様車は、既存のGおよびG-Tグレードをベースに、内外装をブラック基調でクールにまとめたことが特徴である。
まず外装では、7J×18アルミホイール(マットブラック塗装+ダークスモークメッキナット/センターオーナメント付)+225/50R18タイヤやブラックエクステンション加飾のBi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)を特別装備。ボディカラーは特別設定色スパークリングブラックパールクリスタルシャインのほか、モノトーンのホワイトパールクリスタルシャイン/メタルストリームメタリック/ブラックマイカ/エモーショナルレッドⅡ、2トーンのブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン/ブラック×メタルストリームメタリック/ブラック×エモーショナルレッドⅡという計8色をラインアップした。
内包するインテリアでは、コクピットを囲むように配置した“スタイリッシュで個性的な”青から紫に色変化するブラック加飾を採用したことがトピック。具体的には、ブラックのインストルメントパネルアッパー&コンソールボックスやミステリアスブラックスペクトラシャインのドアインナーガーニッシュ、ブラックのドアトリムオーナメントなどを特別装備する。また、シートには上級ファブリック(ブラック)+本革&専用ステッチ(ブラック)の特別な表皮を導入した。
先進安全装備の拡充も見逃せない。車両を上から見下ろしたような車両全周囲の映像をディスプレイに表示して後方視界や目視しにくい周囲の安全確認をサポートするパノラミックビューモニター、駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏み過ぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、駐車場での後退時に左右後方から接近する車両を検知して衝突の危険性がある場合はブレーキを制御するリアクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]などを標準で組み込んだ。
パワーユニットは基本的にベース車と共通で、リダクション機構付THSⅡの2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCエンジン(98ps/14.5kg・m)+1NM型モーター(53kW/163Nm)+リチウムイオン電池(容量3.6Ah)と8NR-FTS型1196cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボD-4Tエンジン(116ps/18.9kg・m)という2機種を設定している。