ダイハツ・タフト 価格:131万4500〜173万8000円 試乗記
販売台数:2万7019台(2021年1~5月)
タフト人気グレード
1:G(148万5000〜161万1500円)
2:Gターボ(160万6000~173万2500円)
3:Gクロムベンチャー(特別仕様:155万1000〜167万7500円)
タフト人気ボディカラー
1:サンドベージュメタリック
2:フォレストカーキメタリック
3:レイクブルーメタリック
タフトは、かつてのクロスカントリー4WDの車名をリバイバルさせるかたちで、2020年に登場したニューカマー。スズキ・ハスラーのライバルになるが、単なるフォロワーではなく、独自のコンセプトを提案している。
スクエアで背の高いフォルムは個性満点。バンパーやフェンダーはエッジを強調した造形で、リアフェンダー周辺のプロテクター処理と相まって、ヘビーデューティな雰囲気を発散する。エンジンフードを前面まで回り込ませ、グリルレスとしたフロントマスクも、独自の雰囲気だ。
サイドビューの特徴は、後席のサイドウィンドウをフロントよりも小さく設定している点。前席を乗員のための空間とし、後席は乗員と遊び道具のためのフレキシブルなスペースとした、「バックパックスタイル」と呼ぶパッケージングが外観からも伝わってくる。
インテリアも魅力的だ。フロントとリアでシートやトリムの色を変え、前席上には「スカイフィールトップ」と呼ぶ大型ガラスルーフを標準装備した。前席はベンチシートではなくセパレートタイプ。後席回りはアレンジ自在で使い勝手に優れる。車内にいてもバックパックスタイルが理解できる、遊びに特化したような仕上げだ。
車両重量は800kg台前半と軽量。加速は自然吸気(52ps)でも不満はない。街中はもちろん、高速道路でも周囲の流れにスムーズに乗れる。
力強いダッシュがほしい場面で重宝するのが、パワーモードだ(エンジンとCVTのプログラムが変わり、レスポンスがよくなる)。スイッチをインパネやセンターコンソールではなくステアリングに配置しているので、とにかく使いやすい。
タフトのDNGAプラットフォームは、タント(2019年7月デビュー)から採用がスタートした。タフトの乗り心地は、タント比でやや硬めで、クロスオーバーらしさが伝わってくる。
キャンプ場などに行けば、190mmの最低地上高とブレーキ制御LSDが頼もしく感じられるだろう。見た目や車名が示すとおり、タフなシーンでも頼りになるモデルである。
アクティブなライフスタイルが似合う行動派の代表格だ。
グレード=G(FF)
価格=CVT 148万5000円
全長×全幅×全高=3395×1475×1630mm
ホイールベース=2460mm
トレッド=フロント:1300×リア:1295mm
最低地上高=190mm
車重=830kg
エンジン=658cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最高出力=38kW(52ps)/6900rpm
最大トルク=60Nm(6.1kgm)/3600rpm
WLTCモード燃費=20.5km/リッター(燃料タンク容量30リッター)
(市街地/郊外/高速道路:17.6/22.4/20.8km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=165/65R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.8m
主な燃費改善対策:ロックアップ機構付きトルコン/可変バルブタイミング/オルタネーター回生制御/アイドリングストップ
主要装備:スマートアシスト(衝突回避支援ブレーキ+衝突警報機能+ブレーキ制御付き前後誤発進抑制機能+車線逸脱警報+車線逸脱抑制制御+路側逸脱警報+ふらつき警報+先行車発進お知らせ+標識認識機能+アダプティブドライビングビーム+前後コーナーセンサー他)/SRSサイド&カーテンエアバッグ/スカイフィールトップ/サイドストーンガード/スモークドガラス(リア3面)/ルーフレール/フルLEDヘッドライト/LEDフォグランプ/前席シートヒーター/本革巻きステアリング/オレンジインテリアアクセント/ウエルカムドアロック解除/電動パーキングブレーキ/純正ナビ装着用アップグレードパッケージ/バックカメラ/16cmリアスピーカー/GPSアンテナ/15インチアルミ/前後スタビライザー
装着メーカーop:スマートクルーズパック(全車速追従機能付きACC+レーンキープコントロール+ステアリングスイッチ)4万4000円/スマートパノラマパーキングパック(9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ+USBソケット+スマートパノラマパーキングアシスト他)12万6500円
ボディカラー:レイクブルーメタリック
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は8930円