電動コンパクトラグジュアリーSUVの「DS3クロスバック E-テンス」に特別仕様車の「パフォーマンスライン」を新設定

DSが電動コンパクトラグジュアリーSUVのDS3クロスバック E-テンスにレーシングシーンからインスパイアされたディテールを纏う特別仕様車「パフォーマンスライン」を発売

　グループPSAジャパンは2021年7月5日、DSブランドの電動コンパクトラグジュアリーSUV「DS3クロスバック E-テンス（DS 3 CROSSBACK E-TENSE）」に特別仕様車の「パフォーマンスライン（PERFORMANCE Line）」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は534万円に設定する。

　今回の特別仕様車は、フォーミュラEにて2年連続でダブルタイトルを獲得したDS TECHEETAH Formula E Teamチームからインスパイアされたレーシーなディテールを、フレンチラグジュアリーSUVに融合させてスポーティ・エレガンスに仕立てたことが特徴だ。

　エクステリアに関しては、フロントグリルのDSウイングをマットブラックに、リアガーニッシュをブリリアントブラックに仕上げ、合わせてフロントドアとテールゲートにPERFORMANCE Lineエンブレムを貼付。足もとには、オニキスブラックの18インチ“MONZA”アロイホイールを装着する。ボディカラーは、ルーフ色をノアールペルラネラで彩ったバイトーンルーフのグリプラチナムとブランパールナクレを設定した。

　内包するインテリアは、ダッシュボードやドアトリム、シートサイドにアルカンタラをあしらってレーシーな雰囲気を付加したほか、ステアリングホイールやダッシュボード、ドアトリムなどのステッチをPERFORMANCE Lineのイメージカラーであるカルマン（カーマインレッド）とゴールドに統一し、スペシャル感を演出したことがトピックだ。また、ファブリック／アルカンタラ／テップレザー表皮シートにパーフォレーテッド加工革巻ステアリングホイール、ブラックシーリングカラー、フロントドアステップガード、アルミペダル、フロアマットなどを特別装備。ダッシュボードには、PERFORMANCE Lineエンブレムも配備する。さらに、機能装備としてDSドライブアシストやDSマトリクスLEDビジョンを標準で採用した。

　パワートレインは基本的に通常モデルと共通で、電動パワートレインの搭載に即して設計した「eCMP」プラットフォームに、最高出力100kW（136ps）/5500rpm、最大トルク260Nm/300～3674rpmを発生する電動モーターをフロントに、50kWhの容量を確保したリチウムイオン電池を車体中央付近のフロア下に搭載している。