フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2021年7月13日、ファストバックモデルのアルテオン(Arteon)を商品改良し、合わせてワゴンモデルのアルテオン・シューティングブレーク(Arteon Shooting Brake)を新規に設定して、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■アルテオン
TSI 4モーション Rライン:567万9000円
TSI 4モーション Rライン アドバンス:624万6000円
TSI 4モーション エレガンス:624万6000円
■アルテオン・シューティングブレーク
TSI 4モーション Rライン:587万9000円
TSI 4モーション Rライン アドバンス:644万6000円
TSI 4モーション エレガンス:644万6000円
今回の改良は、内外装のリフレッシュや機能装備の拡充を図るとともに、実用性に優れるシューティングブレークを追加して、グランツーリスモとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。
まずエクステリアは、シャープな造形のLEDヘッドランプやデイタイムランニングライトの役割を果たすLED光ファイバーケーブル、照明付きの新ラジエターグリル、長くワイドなボンネットなどを配して、存在感あふれるフロントフェイスを創出。車両の全周を貫くキャラクターラインや新デザインのLEDリアコンビネーションなどのアレンジも印象的である。ボディサイズはファストバックで従来より5mm長く、10mm高く、全幅とホイールベースが同一の寸法に設定。シューティングブレークは、基本的にファストバックと同一のサイズで仕立てた。ボディカラーは新色のキングズレッドメタリック/キングフィッシャーブルーメタリック(エレガンス専用色)/ラピスブルーメタリック(Rライン専用色)のほか、オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト/マンガングレーメタリック/パイライトシルバーメタリック/ディープブラックパールエフェクトという計7色をラインアップしている。
インテリアについては、レザレットでカバーした新形状のダッシュパネルや最上部のドアトリムにステッチ加飾を施すことで、ラグジュアリーかつ上質なキャビン空間を演出。また、ダッシュパネルの2層目はRラインにアルミニウムパネルを、エレガンスに新しいウッドパネルを採用する。さらに、新世代のマルチファンクションステアリングホイールやデジタル化したエアコンディショナーディスプレイ、バージョンアップしたDiscover Pro(ナビゲーションシステム付9.2インチディスプレイ)およびデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”、常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムなどを標準で装備。アンビエントライトは最大30色のカラーから選択でき、インテリアの雰囲気をよりいっそうユーザー好みにアレンジすることを可能とした。新オプションとして、電動パノラマスライディングルーフ(電動サンシェード、UV カット機能付)とプレミアムサウンドシステム“Harman Kardon”(総出力700W、16チャンネル、11スピーカー)で構成するラグジュアリーパッケージを設定したこともトピックだ。
パワートレインは最新2.0TSIエンジンの1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボユニット(最高出力272ps/5500~6500rpm、最大トルク350Nm/2000~5400rpm)+湿式7速DSG、フルタイム4WDの4モーションで構成。燃費性能はWLTCモードで11.8km/リットルを実現する。また、乗り心地の調整が可能なアダプティブシャシーコントロール“DCC”を全車に標準装備。Travel Assistを含む最新世代の運転支援システムも全車に組み込んだ。