2代目ホンダNSXの最終モデル「NSX Type S」の先行情報が公開

ホンダがスーパースポーツの2代目NSXの生産を2022年12月に終了するとアナウンス。その集大成モデルとなる「NSX Type S」を8月下旬に発表

　ホンダは2021年8月3日、スーパースポーツの2代目NSXの生産を2022年12月に終了すると公表。合わせて、最終モデルの「NSX Type S」を8月下旬に発表すると予告し、その先行情報を公開した。

　2016年8月に発表された2代目NSXは、卓越した動的性能を持ちながらも、誰もが快適に操ることができることを目指し、「人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルが提案したコンセプトを継承。ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム“SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)”の3492cc・V型6気筒DOHC24Vツインターボエンジン（507ps／56.1kg・m）＋3モーター（前27kW×2／後35kW）＋9速デュアルクラッチトランスミッションの採用により、エンジンだけでは達成することが難しい、高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した新時代のスーパースポーツ体験を創出している。

　今回新たに投入されるNSX Type Sは、既存のNSXを超えることを目指し、集大成に相応しいスーパースポーツの実現を目標に開発する。具体的には、さらなるパフォーマンス性能の向上と、精悍さや美しさが感じられる佇まいを徹底追求。“走る喜び”や“意のままに操る喜び”の提供のみならず、“所有する喜び”も満喫できる、特別なモデルに仕立てる。また、ボディ色に関しては限定カラーとなる新色のマットカラーを設定。エンジンヘッドには、ハイパフォーマンスの証となる赤塗装を施した。

　販売台数は全世界で350台限定（国外320台、国内30台）を予定。また、“Type S”のグレード名と“000／350”のシリアルナンバー、“PRECISION CRAFTED BY PERFORMANCE MANUFACTURING　CENTER”の生産工場（米国）ロゴを刻んだ専用プレートを特別装備している。