SUBARUは2021年8月19日、大幅改良を果たしたフォレスターを正式発表した。
車種展開は以下の通り。
ツーリング(Touring):293万7000円
Xブレイク(X-BREAK):308万円
アドバンス(Advance):317万9000円
スポーツ(SPORT):330万円
今回の商品改良は、デザイン面の刷新や走行性能のリファイン、安全性能の向上などを図ったことが特徴である。
まずエクステリアでは、SUBARUのデザインコンセプトである“BOLDER”表現を取り入れた新フロントフェイス(バンパー・グリル・ヘッドランプ)を採用。ヘキサゴングリルを起点としたダイナミックな立体造形で塊感と躍動感を主張し、SUVとしての見栄えのよさをいっそう高める。また、ステアリング連動のLEDハイ&ロービームヘッドランプの形状も刷新。さらに、足もとには新造形の18インチアルミホイールを装備し、たくましさをより強調する。ロープホール付きルーフレールを全グレードに拡大展開したことも、商品改良のトピックだ。
ボディカラーについては、フォレスターのタフなイメージをより強める3タイプのアースカラーを新設定。具体的には、カスケードグリーンシリカ/オータムグリーンメタリック/ブリリアントブロンズメタリックを新たにラインアップした。
内包するインテリアでは、グレードのキャラクターに合わせてシート材質を厳選したことが訴求点。Xブレイクには撥水ポリウレタン(レッドオレンジステッチ、タグ付)、アドバンスには撥水ファブリック/合成皮革(ブラック/ブラック、シルバーステッチ)、ツーリングには撥水ファブリック/合成皮革(グレー/ブラック、シルバーステッチ)、スポーツにはウルトラスエード/本革(シルバーステッチ)を標準で採用する。また、アドバンスにはオプションでナッパレザーの本革シート(ブラックまたはブラウン、シルバーステッチ)を設定した。さらに、機能装備としてドライバーモニタリングシステムにジェスチャーコントロール機能を追加採用している。
走行性能の面では、全グレードで足回りのセッティングを改良したことが注目ポイントだ。しなやかさとスポーティさを、より高い次元で両立させる。また、アダプティブ変速制御のe-アクティブシフトコントロールを、e-BOXER搭載車の全グレードに拡大展開。さらに、X-MODEの新機能追加および制御変更を実施した。
安全性能に関しては、ステレオカメラの広角化やソフトウェアのバージョンアップを図った新世代アイサイトを全グレードに標準装備。従来以上に幅広いシーンで安全運転をサポートする。さらに、アレイ式アダプティブドライビングビームも新たに組み込んだ。
パワートレインは基本的に従来モデルを踏襲し、ツーリング/Xブレイク/アドバンスに “e-BOXER”FB20型1995cc水平対向4気筒DOHC16V直噴デュアルAVCSエンジン(145ps/19.2kg・m)+MA1型モーター(10kW/65Nm)+リチウムイオンバッテリー(容量4.8Ah)+リニアトロニックのマイルドハイブリッドを、スポーツにCB18型1795cc水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジン(177ps/30.6kg・m)+リニアトロニック(8速マニュアルモード付)を搭載している。