ダイハツは2021年9月1日、軽ハイトワゴンのムーヴを一部改良するとともに、特別仕様車の「VSシリーズ」を新設定。合わせて軽福祉車両のムーヴ・フロントシートリフトと個性派軽乗用車のミラ・トコットの一部改良も行い、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■ムーヴ
L:2WD113万5200円/4WD126万円1700円
L“SAⅢ”:2WD120万1200円/4WD132万円7700円
X“SAⅢ”:2WD129万8000円/4WD142万円4500円
X“リミテッドⅡ SAⅢ”:2WD127万6000円/4WD140万円2500円
Xターボ“SAⅢ”:2WD137万5000円/4WD150万円1500円
カスタムX“リミテッド SAⅢ”:2WD151万8000円/4WD164万円4500円
カスタムX“VS SAⅢ”:2WD141万9000円/4WD154万円5500円
カスタムRS“ハイパーSAⅢ”:2WD165万5500円/4WD178万円2000円
カスタムRS“ハイパーリミテッドSAⅢ”:2WD165万5500円/4WD178万円2000円
■ムーヴ・フロントシートリフト
L:2WD125万6000円
L“SAⅢ”:2WD131万6000円/4WD143万円1000円
X“リミテッドⅡ SAⅢ”:2WD138万4000円/4WD149万円9000円
Xターボ“SAⅢ”:2WD147万4000円
カスタムX“リミテッドⅡ SAⅢ”:2WD151万円4000円
■ミラ・トコット
L“SAⅢ”:2WD116万2700円/4WD129円4700円
G“SAⅢ”:2WD125万4000円/4WD138円6000円
各モデルの改良内容を見ていこう。
まずムーヴは、車種展開を従来の11グレードから9グレードに集約。また、カスタムX“リミテッド SAⅢ”をベースに、車両の前後左右に搭載した4つのカメラから取り込んだ映像を合成してクルマを真上から見ているような映像を表示し、運転席から確認しにくい車両周囲の状況が把握できるパノラマモニター対応カメラ(フロントカメラ・サイドカメラ)を標準で組み込んだ特別仕様車の「カスタムX“VS SAⅢ”」を新設定した。
次に軽福祉車両のムーヴ・フロントシートリフトに関しては、従来のカスタムX“リミテッドSAⅢ”にパノラマモニター対応カメラを標準装備した「カスタムX“リミテッドⅡ SAⅢ”」を新設定。さらに、従来のX“SAⅢ”に純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備した「X“リミテッドⅡ SAⅢ”」を新たにラインアップした。
ムーヴのパワートレインは基本的に従来と共通で、KF型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(52ps/6.1kg・m)+CVTとKF型658cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラーターボエンジン(64ps/9.4kg・m)+CVTを設定。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意している。
一方でミラ・トコットについては、車種展開を従来の5グレードから2グレードに集約。また、L“SAⅢ”にはミラ・トコット専用ホイールキャップを標準で採用する。さらに、ボディカラーを一部変更し、レイクブルーメタリックを新たに追加した。パワートレインは基本的に従来と共通で、KF型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(52ps/6.1kg・m)+CVTを搭載している。
なお、3モデル共通の変更点として、オートライトの標準装備化を実施。夜間および暗いところでの走行安全性をいっそう高めている。