ボルボ・カー・ジャパンは2021年9月1日、プレミアムエステートのV90とプレミアムクロスオーバーのV90クロスカントリーを商品改良し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■V90
V90 B5 Momentum:694万円
V90 B6 AWD R-Design:894万円
V90 B6 AWD Inscription:894万円
V90 Recharge Plug-in hybrid T8 AWD Inscription:1024万円
■V90クロスカントリー
V90クロスカントリー B5 AWD Pro:844万円
V90クロスカントリー B6 AWD Pro:914万円
今回の商品改良は、新インフォテインメントシステムを採用するとともに、安全機能のバーションアップを図ったことが特徴である。
まずインフォテインメントシステムでは、Googleを搭載したAndroidベースの新しい機構を導入。具体的には、ナビゲーション・システム-Googleマップ/音声操作システム-Googleアシスタント(2021年末以降より利用可能予定)/アプリケーション-Google Playで構成する「Google Apps and Services (Googleアプリ/サービス)」、緊急通報サービス/故障通報サービス/盗難車両検索機能/ドライビング・ジャーナル(ドライブログ自動作成機能)/ヴィークルダッシュボードモニター(車両情報確認機能)/リモートドアロックおよびアンロック機能/エンジンリモートスタートで構成する「Volvo Cars app(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)」という新機能を組み込んだ。また、新システムの採用に伴い、ドライバーディスプレイやセンターディスプレイのHMI画面デザインおよび操作ロジックを刷新している。
安全機能の面では、前方の車両が発進したことに運転者が気づくよう信号音を鳴らし、センターディスプレイにシンボルとメッセージを表示する「先行車発進告知機能」と、駐車時の後退など10km/h未満のときにブレーキを介入させて障害物との衝突の回避をサポートする「リア衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」を新たに装備。また、V90 B5 Momentumグレードにおいては装備内容の見直しを行い、より求めやすい車両価格を実現して商品力を高めた。
パワートレインは基本的に従来と共通で、B5に“48Vハイブリッド”の1968cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジン(250ps/350Nm)+モーター(10kW/40Nm)+駆動用リチウムイオンバッテリー(容量8Ah)+電子制御8速ATギアトロニックを、B6に“48Vハイブリッド”の1968cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボ&電動スーパーチャージャーガソリンエンジン(300ps/420Nm)+モーター(10kW/40Nm)+駆動用リチウムイオンバッテリー(容量8Ah)+電子制御8速ATギアトロニックを、T8にプラグインハイブリッドの1968cc直列4気筒DOHC16V直噴インタークーラー付ターボ&スーパーチャージャーガソリンエンジン(318ps/400Nm)+モーター(前34kW/160Nm、後65kW/240Nm)+駆動用リチウムイオンバッテリー(容量34Ah)+電子制御8速ATギアトロニックを搭載している。