グループPSAジャパンは2021年9月8日、DSブランドのフラックシップSUVに位置するDS7クロスバックのE-テンス4×4およびブルーHDiに特別仕様車の「パフォーマンスライン(PERFORMANCE Line)」をラインアップし、同日より発売した。車両価格はパフォーマンスライン・E-テンス4×4が727万円、パフォーマンスライン・ブルーHDiが609万円に設定する。
今回の特別仕様車は、“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(200ps/300Nm)+フロントモーター(81kW/320Nm)+リアモーター(83kW/166Nm)という総出力300ps/520Nmの動力源に、容量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーとオンボードチャージャー+DC/DCコンバーター、トルクコンバーターに代わり湿式多板クラッチを配したe-EAT8(電子制御8速AT)を組み合わせて、電動4×4システムを具現化したプラグインハイブリッド(PHEV)のE-テンス4×4と、“Blue HDi”1997cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(177ps/400Nm)+EAT8(電子制御8速AT)を搭載するブルーHDiをベースに、フォーミュラEにて2年連続でダブルタイトルを獲得したDS TECHEETAH Formula E Teamチームからインスパイアされたレーシーなディテールを、フレンチラグジュアリーSUVに融合させてスポーティ・エレガンスに仕立てたことが特徴である。
エクステリアに関しては、マットブラック仕上げのDSウイング&リアガーニッシュやシャイニーブラックのルーフレール、パノラミックサンルーフ、PERFORMANCE Line専用デザインフロントドアステップガードなどを特別装備。足もとには、オニキスブラックの19インチアロイホイール(タイヤは235/50 R19サイズ)を組み込む。ボディカラーは、ブランナクレ/クリスタルパール/グリプラチナム/ノアールペルラネラの計4色を設定した。
内包するインテリアは、ダッシュボードやセンターコンソール、ドアトリムにアルカンタラをあしらってレーシーな雰囲気を付加したほか、パーフォレーテッド加工ステアリングホイールやPERFORMANCE Line専用デザインフロアマットを特別装備。また、ステアリングやダッシュボード、ドアトリムなどのステッチをPERFORMANCE Lineのイメージカラーであるカルマン(カーマインレッド)&ゴールドに統一し、スペシャル感を演出した。さらに、アルカンタラ/テップレザー表皮シート(電動調整式/シートヒーター)やアルミペダルなどを標準で採用。ダッシュボードには、PERFORMANCE Lineエンブレムも配備した。
DSはパフォーマンスラインの追加設定と合わせて、通常モデルのグレード体系の変更も実施する。グレード呼称は従来のSo Chic(ソーシック)およびGrand Chic(グランシック)を廃し、OPERA(オペラ)、 RIVOLI(リヴォリ)、BASTILLE(バスティーユ)などのインスピレーション(インテリア仕様)を機種名に新採用。よりシンプルかつ明快なグレード体系へと刷新した。なお、ベースグレードのSo Chicはカタログから外れている。具体的な車種展開は以下の通りだ。
BASTILLEブルーHDi(旧:So ChicブルーHDiパッケージオプション):520万3000円
RIVOLI(旧:Grand Chic):607万9000円
RIVOLIブルーHDi(旧:Grand ChicブルーHDi):627万9000円
OPERA(旧:Grand Chic OPERAナッパレザーオプション):668万5000円
OPERAブルーHDi(旧:Grand ChicブルーHDi OPERAナッパレザーオプション):688万5000円
E-TENSE 4×4(旧・E-TENSE 4×4 Grand Chic):732万円