トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは2021年9月9日、プレミアムコンパクトFRスポーツセダンの「IS」に特別仕様車の「F SPORT Mode Black S」と「F SPORT Mode Glitter」を設定し、合わせてISシリーズ全体の一部改良を実施して、10月以降に発売すると発表した。
特別仕様車の車種展開および車両価格は以下の通り。
■F SPORT Mode Black S
IS350“F SPORT Mode Black S”(2WD):700万円
IS300h“F SPORT Mode Black S”(2WD):630万円
IS300h“F SPORT Mode Black S”(AWD):672万円
IS300“F SPORT Mode Black S” (2WD):585万円
■F SPORT Mode Glitter
IS350“F SPORT Mode Glitter”(2WD):680万円
IS300h“F SPORT Mode Glitter”(2WD):610万円
IS300h“F SPORT Mode Glitter”(AWD):652万円
IS300“F SPORT Mode Glitter” (2WD):565万円
今回の特別仕様車は、パワーユニットに2GR-FKS型3456cc・V型6気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(318ps/38.7kg・m)+8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック)を搭載するIS350“F SPORT”と、2AR-FSE型2493cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(178ps/22.5kg・m)+1KM型モーター(105kW/300Nm)+ニッケル水素電池+電気式無段変速機で構成したハイブリッドシステムを搭載するIS300h“F SPORT”、そして8AR-FTS型1998cc直列4気筒DOHC・D-4STガソリンターボエンジン(245ps/35.7kg・m)+8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック)を搭載するIS300“F SPORT”をベースに、F SPORT Mode Black Sはブラックを基調としたカラーコーディネートで走りとデザインにいっそうの磨きをかけたことが、F SPORT Mode Glitterは輝きを放つブラックを基調に颯爽としたスタイルに仕立てたことが特徴である。
F SPORT Mode Black Sから解説していこう。エクステリアでは、三眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプや専用ブラック塗装のオート電動格納式ドアミラー(広角・運転席自動防眩・鏡面リバース連動ラストメモリー付チルトダウン・メモリー・ヒーター付)、専用ブラックステンレスのウィンドウモールを標準で装備。足もとには、BBS社と共同開発したマットブラック塗装の専用19インチ鍛造アルミホイールを組み込んだ。
インテリアに関しては、F SPORT専用8インチTFT液晶式メーター(特別仕様車専用オープニング[TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ・リアシートリマインダー機能付])や後席SRSサイドエアバッグ、専用ウルトラスエード/L texスポーツシート(グレー/ブラック[運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付])を特別装備。さらに、利便性を高めるパワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能付)を標準で採用した。
一方でF SPORT Mode Glitterは、エクステリアに専用ブラック塗装のオート電動格納式ドアミラー(広角・運転席自動防眩・鏡面リバース連動ラストメモリー付チルトダウン・メモリー・ヒーター付)や専用ブラックステンレスのウィンドウモールを特別装備。足もとには、専用ブラックスパッタリング塗装の19インチアルミホイールを装着した。
内包するインテリアには、特別仕様車専用アッシュ(オープンフィニッシュ/銀墨)+“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)や専用アッシュ(オープンフィニッシュ/銀墨)オーナメントパネル(パワーウィンドウスイッチベース部)、専用L texスポーツシート(特別仕様車専用ブラック&アクセントフレアレッド[運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付])、F SPORT専用8インチTFT液晶式メーター(特別仕様車専用オープニング[TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ・リアシートリマインダー機能付])、後席SRSサイドエアバッグを特別装備。利便性を高めるパワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能付)も標準で組み込んだ。
ISシリーズ全体の一部改良に話を移そう。
まず、よりいっそうドライバーの意に沿ったステアリング操作支援を行う目的で、レーントレーシングアシスト(LTA)の制御内容の見直しを実施。また、IS350/IS300では新しいブレーキペダルとマスターシリンダーを採用することで、ストロークに対する減速Gをリニアにし、より自然なブレーキフィーリングを実現する。さらに、IS300hではアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/ラゲージルーム内)をオプション設定し、利便性の向上を図った。