ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2021年9月9日、フルバッテリー電気自動車(BEV)に位置するジャガー・Iペイス(I-PACE)の2022年モデルの受注を開始した。
車種展開は以下の通り。
IペイスS:1005万円
IペイスSE:1093万円
IペイスHSE:1221万円
Iペイス・ブラックエディション:1139万円
Iペイスの2022年モデルは、ワンメイクレース「Jaguar I-PACE eTROPHY」で培った経験や知識を活かして効率性や温度管理能力を高めたほか、内外装や機能装備のアップデート、新グレードの「ブラックエディション(BLACK EDITION)」の設定などを行って、エレクトリック・パフォーマンスSUVとしての魅力度をいっそう引き上げたことが特徴である。
まずパワートレインでは、トータルで294kW/696Nmを発生する前後モーターと最大438km(WLTCモード)の航続距離を実現する90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したうえで、ワンメイクレース「Jaguar I-PACE eTROPHY」で培った経験や知識を活かし、前後モーターのトルク配分見直しによるECOモード時の効率アップや、アクティブベーンシステムを効果的に使用した温度管理性能の向上を実施。また、パフォーマンスや耐久性に影 響を及ぼすことなく、バッテリー残量がより少ない状況でも作動ができるようにリセッティングした。
エクステリアについては、Sグレードのホイールを従来の18インチから19インチに拡大したほか、フロントグリルにクロームティップドグリルピンを採用するなどして、よりスポーティで存在感のあるスタイリングを創出。また、グリルサラウンド(ノーブル)やミラーキャップ(アトラスグレイ)、サイドウィンドウサラウンド(サテン)、リアディフューザー(アトラスグレイ)にアクセントを施した「ブライトエクステリアパック」を新たに追加した。さらに、ボディカラーには新色のカルデラレッド/ポルトフィーノブルー/アイガーグレイ/アルバをラインアップし、ほかにフジホワイト/サントリーニブラック/ユーロンホワイト/インダスシルバー/フィレンツェレッド/シージアムブルー/ボラスコグレイ/ファラロンブラックを継続設定して全12色の展開としている。
インテリアに関しては、グレインレザーの14ウェイ電動フロントパフォーマンスシートを導入するとともに、ヘッドレストに配するジャガーリーパーの3D加工化(レザーシートのみ)や40:20:40 分割可倒式リアシートの標準装備化などを実施する。また、最新のインフォテインメントシステム「Pivi Pro」を標準設定。Pivi Proに付帯するオンラインパックには専用の通信データプランを用意し、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)やメディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報のAccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にすることなく使用できるようにした。
先進安全システムの拡充も訴求点だ。ドライバー支援システムとして3Dサラウンドカメラやブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付)、リアコリジョンモニター、クリアイグジットモニターを標準で採用。さらに、新規のオプションとしてスマートフォンのワイヤレスデバイスチャージングやClearSightインテリア・リアビューミラー、第2世代のアクティビティキー、フルオートのパークアシスト、コンビニエンスパック(ジェスチャーテールゲート/ラゲッジスペースパーティションネット/ラゲッジスペースストレージレール/クリック&ゴーベースユニット/アクティビティキー)、プレミアムアップグレードインテリアパック(エクステンデッドレザーパック/プレミアムカーペットマット/イルミネーテッドトレッドプレート/プレミアムキャビンライト/スエードクロスヘッドライニング)を追加した。
新グレードの「ブラックエディション」については、外装にブラックエクステリアパック (ブラックミラーキャップを含む)やプライバシーガラス、固定式パノラミックルーフなどを標準で装備。足もとには、存在感を高める20インチ“スタイル5068”5スポークホイール(グロスブラックフィニッシュ)を組み込んだ。