【いま買える最新BEV特集】レクサス UX300e

レクサス初の市販BEVが一部改良で進化

レクサスのUXシリーズは、レクサスでは最小のSUVとなる。BEVのほかに、ガソリン車とハイブリッド車をラインナップする。写真は欧州仕様・プロトタイプ。

レクサスブランド初の電気自動車市販モデルがUX300e。都会派コンパクトクロスオーバーとしての個性的なデザインと取り回しに優れたボディサイズに加えて、BEVならではの上質な走りと優れた静粛性が好評だ。2020年10月に限定で135台が発売されたが、すぐに完売となった。2022年10月には一部改良を実施しており、日本での発売は2023年春頃を予定している。

一部改良ではエクステリアデザインは変更されていないものの、ボディ剛性の向上や予防安全技術の機能拡充など細部に手が入れられている。写真は欧州仕様・プロトタイプ。

当初は54.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は367kmだったが、一部改良により新開発の電池パックを採用。電池容量を54.4kWhから72.8kWhに増強して、航続距離は450kmとなり従来型比で40％以上向上させており、BEVとしての基本性能の進化を実現している。トヨタ（レクサス）のGA-Cプラットフォームをベースとして、最高出力150kW（190ps）、最大トルク300Nmを発生するモーターをフロントに搭載し、前輪で駆動する。

高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載するなど、使い勝手を向上させている。写真は欧州仕様・プロトタイプ。

さらに一部改良では、ボディのスポット溶接打点20点追加によるボディ剛性の強化、最適なEPSやアブソーバーなどのチューニングを施し、より奥深い走りへと深化させている。先進装備の進化では、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上など、予防安全技術「Lexus Safety System +」を機能拡充することで、より安全・安心にドライブすることを可能としている。

レクサス UX300e 主要諸元

グレード＝バージョンL（2WD）
価格＝635万円
全長×全幅×全高＝4495×1840×1540mm
ホイールベース＝2640mm
トレッド＝フロント：1550／リア：1550mm
最低地上高＝140mm
車重＝1800kg
モーター型式＝4KM（交流同期電動機）
モーター最高出力＝150kW（203ps）
モーター最大トルク＝300Nm（30.5kgm）
一充電走行距離（WLTCモード）＝450km 
交流電力量消費率（WLTCモード）＝166.7Wh／km
駆動用バッテリー＝リチウムイオン電池
駆動用バッテリー総電力量＝72.8kWh
サスペンション＝フロント：ストラット／リア：ダブルウイッシュボーン
ブレーキ＝前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ＆ホイール＝225／50R18＋アルミ
駆動方式＝2WD
乗車定員＝5名
最小回転半径＝5.2m

※欧州仕様・暫定値