日産自動車と関連会社のオーテックジャパンは2021年10月7日、ノート「オーテック・クロスオーバー(AUTECH CROSSOVER)」を新設定し、同日より発売した。車種展開は2WDモデル(253万7700円)と4WDモデル(279万6200円)の2タイプを用意する。
オーテック・ブランド初のコンパクトクロスオーバーモデルとなるノート「オーテック・クロスオーバー」は、先進コンパクトカーである日産ノートの上級グレードのX(2WD)とX FOUR(4WD)をベースに、同ブランドのコンセプト“プレミアムスポーティ”と、SUVの機能やスタイルを融合させた、独自のコンパクトクロスオーバーモデルに仕立てたことが特徴である。
まず外装では、オーテック・ブランド共通の表現であるドットパターンフロントグリルやダーククローム仕上げのグリルフィニッシャー、オーテック専用のブルーに輝くシグネチャーLED、専用デザインのホイールアーチガーニッシュ/サイドシルプロテクター/ルーフモール/AUTECH CROSSOVERエンブレム)、メタル調フィニッシュの専用サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー、LEDヘッドランプ、アダプティブLEDヘッドライトシステム、LEDフォグランプなどを標準装備して、躍動感あふれるスタイリッシュなエクステリアを創出。ボディカラーはオーロラフレアブルーパールにスーパーブラックのルーフを組み合わせた2トーンカラーと、シックなミッドナイトブラックをオーテック・シリーズ専用カラーとして、またプレミアムホライズンオレンジにステルスグレーのルーフを組み合わせた2トーンカラーをオーテック・クロスオーバー専用カラーとしてラインアップし、ほかにオーロラフレアブルーパール/ピュアホワイトパール/ダークメタルグレー/ガーネットレッド/オリーブグリーンを設定して、全8タイプの展開とした。
足回りの徹底チューニングを図ったことも、オーテック・クロスオーバーのトピックだ。ロングドライブやワインディングロードなど様々な場面に応じてオーテック・ブランド車としてのリニアで楽しいスポーティさ、余裕や安定感を感じられる走り味を実現するため、スプリングやショックアブソーバー、車速感応式電動パワーステアリングに専用のチューニングを実施。シューズには専用16インチアルミホイール(切削光輝)+195/60R16 89Hタイヤを装着し、最低地上高をベース車より25mm(2WD145mm/4WD150mm)引き上げた。
インテリアに関しては、鮮やかな木目が特徴的な高級材の紫檀(シタン)柄のインストルメントパネルや合皮アームレスト (ブルーステッチ)、フロントセンターアームレスト(ブルーステッチ)、リアセンターアームレスト(カップホルダー2個付)、専用ブラック本革巻ステアリング(ブルーステッチ)などを採用しつつ、全体をブラック基調でまとめ、上質な素材とこだわりのディティール表現とともに、機能的な雰囲気も演出。シートには柔らかな触感で体に馴染むブラックレザレットの表皮(ブルーステッチ、AUTECH CROSSOVER刺繍入り)を取り入れた。
パワートレーンは基本的にベース車と共通で、2WDにHR12DE型1198cc直列3気筒DOHCエンジン(最高出力82ps/6000rpm、最大トルク10.5kg・m/4800rpm)+EM47型フロントモーター(最高出力85kW/2900~1万341rpm、最大トルク280Nm/0~2900rpm)+リチウムイオン電池を、4WDに同ユニット+MM48型リアモーター(最高出力50kW/4775~1万24rpm、最大トルク100Nm/0~4775rpm)を搭載している。