トヨタ・ハイラックスに「GRスポーツ」が登場！

トヨタの人気ピックアップトラックのハイラックスにZ“GRスポーツ”を追加設定。合わせてZおよびXグレードの一部改良も実施

　トヨタ自動車は2021年10月8日、ピックアップトラックのハイラックスにZ“GRスポーツ”を追加し、合わせて既存のZおよびXグレードの一部改良を行って、同日より発売した。

車両価格は以下の通り。
Z“GRスポーツ”：431万2000円
Z：388万2000円
X：352万7000円

　まずは“TRUE WINNER”のキャッチを冠した新設定のZ“GRスポーツ”から解説しよう。外装には専用のオーバーフェンダーやフロントバンパー、グロスブラック塗装リアバンパーを組み込み、また足もとにはステアリングの応答性向上やフラットで快適な走りを実現する専用セッティングのモノチューブショックアブソーバーと265/60R18タイヤ＋7.5J×18専用アルミホイール（ブラック塗装＋切削光輝／センターキャップ付）を装着。ボディサイズはZグレード比で20mm短く、45mm幅広く、40mm高い全長5320×全幅1900mm×全高1840mm（ホイールベース3085mmは共通）に設定する。ほかにも、カラードフードモールや“TOYOTA”ロゴ付専用フロントグリル、Bi-Beam LEDヘッドランプ（オートレベリング機能／専用加飾付）、専用“GR”エンブレム（フロント／サイド／リア）、サイドターンランプ付電動格納式ドアミラー（ブラック塗装）、カラード・アウトサイドドアハンドル、レッド塗装ブレーキキャリパー（GRロゴ付／フロント）などを標準で装備した。

　内装に関しては、ブラックのインテリアカラーを基調に、GRロゴ付専用スタートスイッチや専用本革巻きステアリング（スモークシルバー加飾＋GRエンブレム）、パドルシフト、専用オプティトロンメーター／4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ（専用オープニング画面）、アルミペダル、専用シフトノブ（本革巻き＋スモークシルバー加飾）、パノラミックビューモニター、8インチディスプレイオーディオ、センタークラスター（スモークシルバー＋ブラックメタリック加飾＋ブラックマイカ）などを標準で採用。シートにはパーフォレーション付ブランノーブ＋合成皮革シート（GR刺繍ロゴ付）を配備する。さらに、GRロゴ付専用スマートキーを設定した。

　パワートレインは既存グレードと基本的に共通で、2GD-FTV型2393cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（最高出力150ps/3400rpm、最大トルク40.8kg・m/1600～2000rpm）＋スーパーインテリジェント6速AT（6 Super ECT）＋パートタイム4WD（H2／H4／L4、ダイヤル式トランスファー切替スイッチ）＋アクティブトラクションコントロール／ダウンヒルアシストコントロール（DAC）制御／オートLSDで構成している。

　既存グレードの一部改良に話を移そう。まずZグレードは、エアコンに左右独立温度コントロール機能を追加装備。そして、Xグレードはプリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラートなどの安全機能を標準で装備した。