FCAジャパンは2021年10月26日、ジープの人気コンパクトSUVのコンパスに特別仕様車の「S-Model(エス・モデル)」をラインアップし、11月6日より販売すると発表した。車両価格は463万円の設定で、販売台数は250台の限定だ。
今回の特別仕様車は、通常モデルの上級グレードに位置する「リミテッド(LIMITED)」をベースに、グレイ系やグラナイト系のアクセントカラーを内外装の随所に取り入れて上質かつスタイリッシュに仕立てたことが特徴である。
まずボディカラーには、ブライトホワイトC/C(販売台数150台)とブリリアントブラッククリスタルP/C(同100台)を設定。ここにジープ初採用となるグレイカラールーフを纏い、印象的な2トーンカラーを演出する。さらに、グラナイトクリスタルアクセント付ブラックフロントグリルやグラナイトアクセント付ボディ同色フロントバンパー、ボディ同色フロントフェイシア/ホイールフレア/シルモールディング、グレイカラードアミラー、グレイカラーウィンドウモールディング、グラナイトクリスタルアクセント付ブラックルーフレール、Sバッジ、グラナイトエクステリアバッジ(4×4/Jeep/COMPASS)を特別装備。足もとには、グラナイトアクセント入り19インチアルミホイール+235/45R19 3シーズンタイヤを組み込んだ。
インテリアについては、ブラックの内装色を基調にグレイアクセントステッチインテリアやクローム/カーボン調アクセント付ブラックカラーミッドボルスター、ブラックヘッドライナー、プレミアムレザーシートなどを特別装備。また、前席にはシートヒーターに加えてコンパス初採用となるシートベンチレーション機能を導入する。ベース車と同様、オーディオナビゲーションシステム(Uconnect)10.1インチタッチパネルモニターやフルカラー10.25インチマルチビューディスプレイ、Alpineプレミアムサウンドシステム、ヒーテッドステアリングホイールなども標準で装備した。
パワートレインは基本的にベース車と共通で、2359cc直列4気筒マルチエア16Vエンジン(175ps/229Nm)+電子制御式9速ATを搭載。ここに電子制御式パワートランスファーにより4×2と4×4をシームレスに切り替えるJeepアクティブドライブや、路面状況に合わせて「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」の3つの走行モードから任意に選択可能なセレクテレインシステム、急な下り坂でも一定の低速で安定して走行できるヒルディセントコントロールといったファンクションを組み込んで、強靭な走破性を実現する。また、先進安全運転システムとしてアダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)やアクティブレーンマネジメント、衝突被害軽減ブレーキ(歩行者、サイクリスト検知機能付)、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、ParkSense縦列/並列パークアシスト、インテリジェントスピードシストなどを標準で採用した。