SUBARUは2021年10月29日、新型電気自動車の「ソルテラ(SOLTERRA)」を本年11月11日午前9時30分よりオンラインで世界初公開すると発表。合わせてティーザーサイトを開設して、内外装の一部デザインを披露した。
ティーザーサイト上で「かけがえなのないこの大地を愉しみつくすためのSUBARU初グローバルSUV EV “2022年、誕生”」というキャッチを掲げたSUBARUソルテラは、トヨタ自動車と共同開発したEV専用プラットフォーム「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、Cセグメントクラスの電気自動車SUVに仕立てている。トヨタは本年10月29日にEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用する「bZ4X」の詳細を公表しているが、ソルテラはこのモデルと基本コンポーネントを共用していると思われる。つまり、SUBARU BRZとトヨタ86のような関係が、SUVモデルの電気自動車でも具現化されようとしているのだ。
SUBARUはソルテラの開発において、新しいプラットフォームのほかにも、商品企画や設計、性能評価など、多岐に渡ってトヨタとの共同作業を実施。SUBARUが長年培ってきたAWD技術とトヨタの持つ優れた電動化技術を活用し、高度に融合させるなど、両社がそれぞれの強みを持ち寄ることで、EVならではの魅力を持つ新しいSUV造りに鋭意取り組んでいるという。
なお、車名のソルテラはラテン語で「太陽」を意味する「SOL(ソル)」と、「大地」を意味する「TERRA(テラ)」を組み合わせた造語。SUBARUによると「優れた操縦安定性や高い走破性を誇るAWD性能を備え、行く先を選ばない“安心と愉しさ”を提供するSUBARUらしいSUVという特長を持つこのクルマで、ユーザーとともに自然をもっと愉しみ、自然との共生をよりいっそう深めていきたい」という想いから命名したそうだ。