新型アイゴXがヨーロッパでデビューした。新型は、コンパクトなAセグメントで唯一のクロスオーバーとして、ヨーロッパのニーズを満たすためにヨーロッパで設計および製造された。
アイゴは2005年に初めて市場に登場して以来、トヨタにとってヨーロッパで最もアクセスしやすい車であるだけでなく、若くて楽しいキャラクターでファンを獲得した。新型は人気のクロスオーバーフォルムに進化。プラットフォームはトヨタ・ニューグローバルアーキテクチャー(TNGA)のGA-Bを採用。ヤリスやヤリスクロスと同様のプラットフォーム上に構築されている。
前後のオーバーハングは短く切り詰められ、小型のリアセクションを特徴とする、ユニークなスタイルが目を引く。
ボディサイズは全長3700×全幅1740×全高1510㎜。フロントのオーバーハングはヤリスより72㎜短く、最小回転半径は4.7mと小回りがきく。
ラゲッジ容量は231リッターを確保した。
オプションで格納式キャンバストップを備えた点も新型の特徴だ。Aセグメントクロスオーバーとして初の装着例だという。
インテリアではセンターに9インチの大型タッチスクリーンを備え、トヨタ・スマートコネクトによってスマートフォンと連携できる。
もちろんAndroidAutoおよびAppleCarPlayを使った有線および無線のスマートフォン接続も提供される。
安全運転支援システムは最新のトヨタ・セーフティセンスを搭載。単眼カメラセンサーとミリ波レーダーの組み合わせを採用しており、車両検出機能を備えたプリコリジョンシステム(PCS)がより高速で動作するように進化。昼と夜の歩行者検出、昼間のサイクリスト検出、衝突軽減サポート、インテリジェントアダプティブクルーズコントロール、レーントレースアシスト、緊急ステアリングアシストなどが備わっている。
パワートレーンは欧州の最新規制に対応するよう改良した1KR-FE型1リッター直列3気筒エンジンにS-CVTを組み合わせた。
新型アイゴXは2022年に欧州各地で販売を開始する予定である。