グループPSAジャパンは2021年11月11日、シトロエンのベストセラーMPVのベルランゴに特別仕様車の「ベルランゴ・サーフエディション・バイ・リップカール(BERLINGO SURF EDITION by RIP CURL)」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は364万9000円に設定する。
今回の特別仕様車は、オーストラリア発の有名サーフブランドのリップカール(RIP CURL)とコラボレートして開発。シトロエンとリップカールという2つのブランドに共通する、ウェルビーイング、レジャー、そして“ここではないどこか”へと人を誘うエスケープというエレメントを、最長約2.7mの長尺物まで積載でき、一部ロングボードやセミロングボード、ファンボードの中積みが可能なMPVのベルランゴを使って、大胆かつ個性的に表現したことが特徴である。ちなみに、シトロエンとリップカールは5年あまりに渡って提携を続けており、今回の特別仕様車は本年4月に発表した「C3エアクロスSUV・サーフエディション・バイ・リップカール(C3 AIRCROSS SUV SURF EDITION by RIP CURL)」に続く第2弾のコラボモデルとなる。
サーフエディション・バイ・リップカールのベース車は、通常モデルの上級グレードのシャイン(SHINE)。ボディカラーには特別色のグリ アルタンスを採用し、ここにサーフィンの世界で見られる砂丘や太陽の光からインスピレーションを得たリップカール・アルマイト・オーカー・カラー(マットイエロー)で彩ったフォグランプベゼルとエアバンプを配備する。また、フロントドア部にはダイナミックな波をイメージしたリップカールのブランドロゴ“Rip Curl Wave”を、リアクォーターウィンドウにはリップカールロゴを特別装備。さらに、前後バンパーやサイドミラー、16インチアロイホイールなどはブラックカラーで精悍に演出した。
内包するインテリアは、ダークグレーを基調としたインストルメントパネルの助手席側のベルト調装飾部分にイエローのステッチを配し、またファブリック表皮のシートバックのラインにもイエローのアクセントを入れて特別感を創出。さらに、足もとにはリップカールネームタグ入りの専用フロアマットを装備した。
機能面では、ヒルディセントコントロール付きのグリップコントロールを標準で組み込んだことがトピック。走行モードはノーマル/スノー/マッド/サンド/オフを設定し、砂地やぬかるみなど路面状況に応じてモードを選択することで、サーフスポットまでの移動をいっそう確実なものとした。パワートレインは基本的にベース車と共通で、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(電子制御8速オートマチックトランスミッション)を搭載している。