マセラティ ジャパンは2021年12月6日、マイルドハイブリッドモデルの「レヴァンテ ハイブリッド(Levante Hybrid)」を日本に導入し、同日より発売した。車両価格は1134万円に設定する。
2020年デビューのギブリ ハイブリッドに続くマセラティ・ブランドの電動化モデル第2弾、そしてブランド初のハイブリッドSUVモデルとなるレヴァンテ ハイブリッドは、現行レヴァンテ用のプラットフォームをベースに、電動化に即した緻密かつ入念な改良を実施。新開発のパワートレインは、1995cc直列4気筒OHCマルチエアガソリンターボエンジンに、BSG(ベルトスタータージェネレーター)と駆動用バッテリー、eブースター(電動コンプレッサー)で構成した48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。BSGはオルタネータの機能を有し、減速時に発生したエネルギーを電力に変えて、駆動用のバッテリーに充電。ここからエンジンに組み付けられたeブースターに給電する。そして、eブースターはターボチャージャーと連動させることで低回転時のパワーの立ち上がりを支援する仕組みだ。また、必要に応じてどんな場合でもバッテリーまたはBSGを通じてeブースターの作動を可能としている。
マセラティのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)が手がけたエクステリアは、フロントフェンダーの3連サイドエアベント周囲やCピラーに配したトライデントのエンブレム、そしてブレーキキャリパーに、クリーンなイメージを象徴するブルーのアクセントを施したことが特徴。仕様としてはGTラインで仕立てる。足もとには、専用デザインのアロイホイールに265/50R19タイヤを組み込んだ。
インテリアに関してもブルーのアクセントが施され、ダッシュボードやドアトリム、シートのステッチなどに採用。ラゲッジ容量は580リットルを確保した。