これぞ「やっちゃえ NISSAN」！　R32GT-RがEVコンセプトモデルとなって復活することが決定

日産がR32型スカイラインGT-Rをベースに最新の電動化技術を採用した「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」を製作すると発表。日産自ら「新たな伝説が生まれる日をご期待ください」と宣言

　日産自動車は2023年3月28日、R32型スカイラインGT-Rをベースに、日産の最新の電動化技術を採用した「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」の製作を開始すると発表した。

▲日産がR32型スカイラインGT-Rをベースに最新の電動化技術を採用した「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」の製作を開始すると発表

　日産には「GT-R」や「フェアレディZ」などが持つ“走り”や“運転の楽しさ”そして“パワフルなエンジン”の魅力に憧れ、情熱を持って入社した多くの技術者がおり、現在そうした技術者は入社当時と同じ情熱で最新の電動化技術の研究を行い、より安全でワクワクするドライビング体験を世の中に届けるためにクルマづくりに日々邁進している。そんな技術者の「最高に好きなクルマに、いま自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを造れるのではないか」という思いをきっかけに、今回のプロジェクトはスタートしたという。

▲今回のプロジェクトは、GT-Rに憧れて日産に入社した技術者の「最高に好きなクルマに、いま自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを造れるのではないか」という思いから始まったという

　ベース車には、日産の技術者が愛し、国内外の数々のレースで勝利を収め、今もなお世界中のファンから熱い支持を集めているR32（BNR32）型スカイラインGT-R（1989年5月発表、8月発売）を選択。ここに日産の最新電動化技術を織り込むことで、世界に1台のEVコンバージョンコンセプトモデルを創出する計画だ。ベース車のスカイラインGT-RはパワーユニットにRB26DETT型2568cc直列6気筒DOHC24Vインタークーラー付ツインセラミックターボエンジンを搭載し、駆動機構には電子制御トルクスプリット4WDのATTESA E-TSを組み込んでいたが、EVコンバージョンではフロントとリアのアクスルに高出力モーターを配し、フロア下に大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載して、ベース車と同様の大パワー4WDモデルに仕立てるかもしれない。

▲日産はR32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデルの専用サイトを開設。また、開発の進捗状況を公式Twitter等で随時発信していくと予告する

　なお、日産はR32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデルの専用サイトを開設。ここでは、“R32 EV”のロゴやベース車の後ろ姿、「やっちゃえ NISSAN」のキャッチフレーズとともに、「さあ、新たな伝説が生まれる日をご期待ください」と宣言する。また、開発の進捗状況を公式Twitter等で随時発信していくと予告している。