ホンダの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスは2022年1月14日、東京オートサロン2022においてカスタマイズコンプリートカーのコンセプトモデル、ヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプト(VEZEL e:HEV Modulo X Concept)を初公開した。
モデューロXはホンダアクセスが開発したカスタマイズパーツを量産工程で組み込み、ディーラーで販売するコンプリートカーのシリーズで、2013年に発売したN-BOXモデューロXを皮切りに現在まで7モデルが製作されている。
今回発表されたヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプトは、通常モデルのヴェゼルe:HEVをベースに、実効空力と接地性という誰にでも体感できる性能にこだわって開発。モチーフは、道なき道をしなやかな身のこなしで駆け抜ける“黒豹”だ。
エクステリアは、日常の速度域でも体感できる空力効果を狙って、ボディ上面と床下の空気の流れを整える新設計のエアロパーツ群を採用。具体的には、前後エアロバンパーやリップスポイラー、ボディ下部のエアロスロープおよびエアロフィン、テールゲートスポイラーなどを組み込む。また、足回りには路面追従性を高める専用サスペンションと専用18インチアルミホイール(タイヤサイズは225/50R18)を装着する。通常モデルとの差異化を狙って、専用フロントグリルやブラック仕上げのドアミラーカバー、ブラック加飾のLEDヘッドランプ、ボディ同色のフェンダーアーチプロテクターおよびサイドロワガーニッシュ、ダーククローム塗装のエンブレムなども装備した。
インテリアに関しては、レッドステッチ入りの専用本革巻きステアリングや専用シフトブーツ、専用フロントシートなどを装備。モデューロX専用のパワースイッチも採用する。内装カラーは、シックで精悍なブラックで仕立てた。
なお、ホンダアクセスはヴェゼルe:HEVモデューロXの市販化に向けて、現在開発を鋭意進行中。発売は本年6月頃を予定している。