ホンダは2022年1月14日、東京オートサロン2022に新型シビック・タイプRのプロトタイプを出展した。展示車は歴代シビック・タイプRのイラストやRのロゴを入れてカモフラージュしたテスト車で、すでにドイツのニュルブルクリンクや日本の鈴鹿サーキットなどで試験走行を実施している。
改めて展示車を観察すると、既存のハッチバックボディを基調に、逆L字型のデイランプを配したLEDヘッドライトやメッシュタイプのフロントグリル、ダクト部を逆台形に拡大したうえで空力性能を高めたバンパー、ブリスタータイプのオーバーフェンダー、整流効果を向上させるアンダーカバー、独立タイプのステーを配したリアウィング、横長のC字を描くLEDリアランプ、ディフューザー内に組み込んだ3本出しのエキゾーストエンドなどが確認できる。いかにも軽量そうなブラック塗装のアルミホイールとミシュランPILOT SPORT 4Sタイヤ(265/30ZR19 93Y XL)、ホイールスポークの隙間から覗くレッドのブレンボ製ブレーキキャリパーなどを配した足元も印象的だ。
なお、新型シビック・タイプRの発売は今秋の見込みである。