フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2022年1月14日、4年ぶりに出展した東京オートサロン2022において、第8世代の新型ゴルフGTIとそのドレスアップバージョンを披露した。
最大の注目は、フォルクスワーゲン本社のアクセサリー部門がドイツの老舗チューナーのエッティンガー(oettinger)社と共同開発した新しいエアロパーツを装着するドレスアップ版ゴルフGTIの出展だ。エッティンガー社は、ゲルハルト・エッティンガー(Gerhard Oettinger)によってドイツのフランクフルト近郊にあるフリードリッヒスドルフにて1946年に設立されたチューニングメーカー。タイプⅠ=ビートルのチューンアップを皮切りに、ゴルフやシロッコなど歴代フォルクスワーゲン車のチューンアップを手がけ、初代ゴルフGTIでは新設計のDOHC16Vヘッドを組み込んだゴルフGTI 16Sが、1981年にフォルクスワーゲンから発売されている。筆者も、VWカラベルをベースに専用開発の3.7リットル水平対向6気筒エンジンを搭載したコンプリートモデルのエッティンガーwbx6を所有していたことがあり、その高性能ぶりに心底ほれ込んだ経験がある。
披露されたエッティングガー仕様の新型ゴルフGTIには、専用デザインのフロントスポイラーとリアディフューザー、そして大型のルーフスポイラーを装備。空力性能を高めるとともに、外観のスポーティ感をいっそう際立たせている。今回装着したパーツは、本年3月中旬ごろに発売する予定だ。