商品改良を図ったBMW X6が日本デビュー。48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した2タイプのMモデルを設定

BMWの高性能プレミアムSACのX6がマイナーチェンジ。車種展開はMパフォーマンスモデルのX6 M60i xDriveとMハイパフォーマンスモデルのX6 M Competitionで構成

 BMWジャパンは2023年4月3日、高性能プレミアムSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)のX6 の一部改良モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。ユーザーへの納車は本年7月からを予定している。

▲BMW X5 M Competition 価格:8SAT2012万円 全長4940×全幅2020×全高1695mm ホイールベース2970mm 車重2360kg 乗車定員5名

▲BMW X6 M Competition 価格:8SAT2012万円 全長4940×全幅2020×全高1695mm ホイールベース2970mm 車重2360kg 乗車定員5名

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

X6 M60i xDrive:1622万円

X6 M Competition:2012万円

▲BMW X5 M60i xDrive 価格:8SAT1622万円 全長4955×全幅2005×全高1700mm ホイールベース2975mm 車重2340kg 乗車定員5名

▲BMW X6 M60i xDrive 価格:8SAT1622万円 全長4955×全幅2005×全高1700mm ホイールベース2975mm 車重2340kg 乗車定員5名

 

 今回の商品改良は、内外装の意匠変更や機能装備の拡充、機構面の進化などを実施して、ミドルセグメントSUVクーペとしての訴求力をいっそう向上させたことが特徴である。

 まずエクステリアでは、BMWのラグジュアリーモデルに相応しい圧倒的な存在感やダイナミズム、威風堂々たる佇まいに加えて、スポーティさをより強調したことがトピックだ。フロントセクションでは、BMW車として初採用となる矢印型デイライト機能を有した新造形のアダプティブLEDヘッドライトを採用。合わせてフロントバンパーを大型化し、よりインパクトの強いマスクを創出した。また、M60i xDriveにはパールクローフレーム/ダブルハイグロスブラックバーを、M Competitionにはマットブラックフレーム/ブラックダブルスラットバーを配したキドニーグリルを採用している。

▲MハイパフォーマンスモデルのM CompetitionはMハイグロスシャドーラインエクステリアやMハイグロスシャドーラインエクステリア・エクステンドコンテンツ、ブラッククローム仕上げデュアルエキゾーストテールパイプなどを標準装備

▲MハイパフォーマンスモデルのM CompetitionはMハイグロスシャドーラインエクステリアやMハイグロスシャドーラインエクステリア・エクステンドコンテンツ、ブラッククローム仕上げデュアルエキゾーストテールパイプなどを標準装備

▲矢印型デイライト機能を有した新造形のアダプティブLEDヘッドライトを装着

▲矢印型デイライト機能を有した新造形のアダプティブLEDヘッドライトを装着

▲空力特性に優れたMドアミラーを配備

▲空力特性に優れたMドアミラーを配備

▲Mカーボンリアスポイラーはオプションで選択可

▲Mカーボンリアスポイラーはオプションで選択可

▲前10.5J×21/後11.5J×22サイズのブラック塗装Mライトアロイホイール・スタースポーク・スタイリン818Mを設定

▲前10.5J×21/後11.5J×22サイズのブラック塗装Mライトアロイホイール・スタースポーク・スタイリン818Mを設定

▲12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチのワイドコントロールディスプレイを配するBMWライブコックピットやマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール、BMW Individualインスツルメントパネルレザーフィニッシャーなどを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチのワイドコントロールディスプレイを配するBMWライブコックピットやマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール、BMW Individualインスツルメントパネルレザーフィニッシャーなどを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲エンジン、サスペンション、ステアリング、ブレーキ等、好みのセッティングをステアリングに配備するM1/M2ボタンにメモリーすることが可能

▲エンジン、サスペンション、ステアリング、ブレーキ等、好みのセッティングをステアリングに配備するM1/M2ボタンにメモリーすることが可能

▲ダッシュボードにMロゴが輝くライトバーを設置

▲ダッシュボードにMロゴが輝くライトバーを設置

▲専用セッティングの8速Mスポーツオートマチック(ステップトロニック/パドルシフト付き)を採用

▲専用セッティングの8速Mスポーツオートマチック(ステップトロニック/パドルシフト付き)を採用

▲前席にはX5 Mのロゴを配したMマルチファンクションシートを装着

▲前席にはX6 Mのロゴを配したMマルチファンクションシートを装着

▲後席にはスルーローディンシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を装備

▲後席にはスルーローディンシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を装備

▲4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(625ps/750Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)+8速Mスポーツオートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(625ps/750Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)+8速Mスポーツオートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲足回りにはアダプティブMサスペンションプロフェッショナルを組み込む

▲足回りにはアダプティブMサスペンションプロフェッショナルを組み込む

 

 内包するインテリアは、操作系を司るインターフェースを最新世代にアップデートしたことが訴求点。12.3インチのマルチディスプレイメーターパネルと14.9インチのワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を一体化させ、かつ運転席側に湾曲させた最新のBMWカーブドディスプレイを配備して、優れた視認性と高い操作性を実現する。また、BMW特有のiDriveコントローラー回りをすっきりとさせることで運転席周囲の空間を広くし、かつモダンな印象を付与した。装備面では、全車にBMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)やARビューなどを組み込んだBMWライブコックピット、BMWジェスチャーコントロール、ワイヤレスチャージング、パーソナルeSIM、マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイール、harman/kardonサラウンドサウンドシステム、アンビエントライト/アンビエントライトバーなどを標準装備。また、M60i xDriveはBMW Individual エクステンドレザーメリノシートやMアンソラジットルーフライニングを、M CompetitionはフルレザーメリノシートやMアルカンタラアンソラジットルーフライニングを採用した。

 パワートレインに関しては、M60i xDriveに4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力530ps/5500rpm、最大トルク750Nm/1800~4600rpm)+電気モーター(最高出力9kW、最大トルク200Nm)+8速スポーツオートマチック(ステップトロニック/パドルシフト付き)で構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。システム総出力は530ps(390kW)/750Nmを発生する。一方でM Competitionは、4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力625ps/5500rpm、最大トルク750Nm/1800~4600rpm)+電気モーター(最高出力9kW、最大トルク200Nm)+8速Mスポーツオートマチック(ステップトロニック/パドルシフト付き)で構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。システム総出力は625ps(460kW)/750Nmを発揮する。駆動システムには電子制御前後駆動力配分4輪駆動のxDriveシステムを採用。Mスポーツディファレンシャルも組み込んでいる。

▲MパフォーマンスモデルのM60i xDriveはMハイグロスシャドーラインエクステリアやMエアロダイナミクスパッケージ、パールクローム仕上げデュアルエキゾーストテールパイプなどを標準で装備する

▲MパフォーマンスモデルのM60i xDriveはMハイグロスシャドーラインエクステリアやMエアロダイナミクスパッケージ、パールクローム仕上げデュアルエキゾーストテールパイプなどを標準で装備する

▲エアブリーザーにM60iのロゴを配備。写真の22インチMライトアロイホイールVスポーク・スタイリング747Mバイカラーはオプションで選択可

▲エアブリーザーにM60iのロゴを配備。写真の22インチMライトアロイホイールVスポーク・スタイリング747Mバイカラーはオプションで選択可

▲マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲マルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲BMW Individual エクステンドレザーメリノシートを装着

▲BMW Individual エクステンドレザーメリノシートを装着

▲4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(530ps/750Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)+8速スポーツオートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲4394cc・V型8気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(530ps/750Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)+8速スポーツオートマチックで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲足回りにアダプティブMサスペンションを配備

▲足回りにアダプティブMサスペンションを配備

 

 ドライビングダイナミクスの面では、M60i xDriveにアダプティブMサスペンションを、M CompetitionにアダプティブMサスペンションプロフェッショナルを装備。また、先進安全運転支援システムのドライビング・アシスト・プロフェッショナルやパーキング・アシスト・プロフェッショナル、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能、BMWコネクティッドドライブ、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントなどを採用している。

 

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