アウディ ジャパンは2022年2月7日、高性能スポーツコンパクトSUV「SQ2」の改良モデルを発表し、同日より発売した。車両価格は608万円に設定する。
約4年ぶりの大幅刷新となるSQ2は、内外装のデザイン変更や機構面のバージョンアップなどを図って、高性能スポーツコンパクトSUVとしてのキャラクターをいっそう際立たせたことが特徴である。
まずエクステリアでは、Sモデル専用にデザインした多角形のシングルフレームグリルやアルミニウムルックのドアミラー、専用のルーフスポイラーなどを採用して、精悍かつスポーティなアピアランスを創出。リアディフューザー内に組み込んだ4本出しのテールパイプなども、高性能を主張する要素だ。足もとには、5Vスポークスタイル8J×18アルミホイール+235/45 R18タイヤを標準で装備し、オプションで5Vダブルスポークデザイングラファイトグレー8J×19アルミホイール+235/40R19タイヤを設定する。また、シングルフレームグリルやAudi rings、ドアミラー、Cピラーなどがブラック仕上げとなるブラックスタイリングパッケージをオプションで用意した。ボディカラーはアイビスホワイト/ターボブルー/グレイシアホワイト・メタリック/ミトスブラック・メタリック/アップルグリーン・メタリック/タンゴレッド・メタリック/ナバーラブルー・メタリック/デイトナグレー・パールエフェクト/アローグレー・パールエフェクトの全9色をラインアップしている。
シックなブラックを基調としたインテリアは、エアベントやシフトレバーなどの一部造形を変更したほか、マットブラッシュトアルミニウムのデコラティブパネルを新たに配備。前席にはクロス/レザー表皮のSロゴ入りスポーツシートを装着する。また、オプションのSQ2インテリアデザインパッケージを選択すると、ファインナッパレザー(マグマレッド)やアルミニウムペイントスレートグレー・ドアハンドル、マルチカラーアンビエントライティング、ライトグラフィック・デコラティブパネル、レッドアクセントリング付きエアコン吹出口、レッドステッチ入りフロアマットなどが組み込まれ、よりスポーティなキャビン空間に仕上がる。一方、先進のドライバーアシスタンスシステムとしては、アダプティブクルーズアシストやサイドアシスト、アウディプレセンスベーシック、ハイビームアシストなどをパッケージオプションとして設定した。
パワーユニットに関しては、進化版2.0TFSIガソリンエンジンの1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンを搭載。圧縮比は9.3に設定し、最高出力300ps/5300~6500rpm、最大トルク400Nm/2000~5200rpmを発生する。トランスミッションには専用セッティングの7速Sトロニックを組み合わせ、駆動機構には電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロ(4WD)システムを採用。WLTCモード燃費は11.6km/リットルを実現した。
シャシー面については、専用チューニングのSスポーツサスペンションをセット。また、ステアリング機構には操舵角の増加とともにギアレシオをクイックな方向へ変化させるプログレッシブステアリングを、シャシーコントロールにはアウディドライブセレクトを採用した。