「T(ツーリング)」のグレード名を冠したポルシェ・マカンが日本上陸

ポルシェのミドルサイズSUVのマカンにダイナミックなセットアップを施した「T」グレードが登場。車両価格は840万円に設定

 ポルシェ ジャパンは2022年2月17日、ミドルサイズSUVのマカンに「T」グレードをラインアップし、同日より予約受注を開始した。車両価格は840万円に設定する。

▲ポルシェ・マカンT 価格:7DCT840万円 全長4726×全幅1927×全高1606mm ホイールベース2807mm 車重1865kg 乗車定員5名 性能面では最高速度232km/h、0→100km/h加速6.2秒(スポーツクロノパッケージ装着時)を達成
▲ポルシェ・マカンT 価格:7DCT840万円 全長4726×全幅1927×全高1606mm ホイールベース2807mm 車重1865kg 乗車定員5名 性能面では最高速度232km/h、0→100km/h加速6.2秒(スポーツクロノパッケージ装着時)を達成

 マカンTは、これまで911や718に設定していた「T」の名称を冠するモデル。Tはダイナミックな走行に特化した仕様の「ツーリング」を意味し、アスレチックなデザインやスポーティなドライビングスタイルなどの採用を特徴とする。車種構成としては、マカンとマカンSの間に位置している。

▲Tはダイナミックな走行に特化した仕様の「ツーリング」を意味。車種構成としてはマカンとマカンSの間に位置する
▲Tはダイナミックな走行に特化した仕様の「ツーリング」を意味。車種構成としてはマカンとマカンSの間に位置する

 まず外装では、アゲートグレーメタリックで塗装したフロントトリム、スポーツデザインエクステリアミラー、“Macan T”レタリング入りサイドブレード、ルーフスポイラー、リア“Macan T”ロゴを専用装備。また、スポーツテールパイプとサイドウィンドウトリムはハイグロスブラックで仕立てる。足もとには、ダークチタンカラーで彩った20インチ マカンSアルミホイールを組み込んだ。ほかにも、LEDヘッドライトおよびポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)やクーリングエアインテーク統合型フロントエプロン、自動テールゲートなどを標準装備。ボディカラーは2色のソリッドカラー、8色のメタリックカラー、3色のスペシャルカラーの計13色を設定している。

▲アゲートグレーメタリックで塗装したスポーツデザインエクステリアミラー(写真・上)、“Macan T”レタリング入りサイドブレード(同・中)、リア“Macan T”ロゴ(同・下)を専用装備
▲アゲートグレーメタリックで塗装したスポーツデザインエクステリアミラー(写真・上)、“Macan T”レタリング入りサイドブレード(同・中)、リア“Macan T”ロゴ(同・下)を専用装備
▲スポーツテールパイプはハイグロスブラックで仕立てる
▲スポーツテールパイプはハイグロスブラックで仕立てる
▲ダークチタンカラーの20インチ マカンSアルミホイールを装着
▲ダークチタンカラーの20インチ マカンSアルミホイールを装着

 内包するインテリアは、ブラックレザーパッケージをベースにした専用トリムを採用。前席には8Way電動調節機能付ヒーテッドスポーツシートを組み込み、合わせて前後席の中央部にはシルバーのストライプを配したSport-Tex素材を、ヘッドレストにはポルシェクレストを装備する。また、シート、ヘッドレスト、ステアリングホイールには外装のアクセントと同調させたシルバーのデコレーティブステッチを施した。さらに、“Macan T”のレタリングが入ったブラックのブラッシュアルミニウムドアシルガードをフロンドドア開口部下に配備。ほかにも、マルチファンクションGTヒーテッドスポーツステアリングホイールやダッシュボード上部のスポーツクロノストップウォッチなどを標準で採用する。一方、機能面では最新のタッチパネル式センターコンソールや、高解像度の10.9インチタッチスクリーンディスプレイおよびオンラインナビゲーションを含むポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)などを標準で組み込んだ。

▲“Macan T”のレタリングが入ったブラックのブラッシュアルミニウムドアシルガードを装備
▲“Macan T”のレタリングが入ったブラックのブラッシュアルミニウムドアシルガードを装備
▲前席には8Way電動調節機能付ヒーテッドスポーツシートを配備。合わせて前後席の中央部にはシルバーのストライプを配したSport-Tex素材を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲前席には8Way電動調節機能付ヒーテッドスポーツシートを配備。合わせて前後席の中央部にはシルバーのストライプを配したSport-Tex素材を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右

 パワーユニットに関しては、マカンと同ユニットの1984cc直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は265ps/5000~6500rpm、最大トルクは400Nm/1800~4500rpmを発生する。一方、トランスミッションには7速PDK(7DCT)を、駆動機構には特にリアブレーキのコントロールを最適化したポルシェトラクションマネジメント(PTM)4WDシステムを採用。性能面では、0→100km/h加速が6.2秒、最高速度が232km/hを実現した。

▲パワーユニットには1984cc直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は265ps/5000~6500rpm、最大トルクは400Nm/1800~4500rpmを発生する
▲パワーユニットには1984cc直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は265ps/5000~6500rpm、最大トルクは400Nm/1800~4500rpmを発生する

 シャシー面については、車高を15mm低く設定した専用セッティングのポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を採用。同時にフロントスタビライザーの硬度もアップして、ドライビングダイナミクス性能を高めている。オプションでPASMを組み込んだアダプティブエアサスペンションや、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)を選択することも可能だ。

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