新型BMW2シリーズ・クーペに高性能バージョンの「M240i xドライブ」をラインアップ

BMWが新型2シリーズ・クーペにMパフォーマンスモデルの「M240i xドライブ」を設定。パワーユニットには3リットル直6 Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載

 BMWジャパンは2022年2月25日、新型2シリーズ・クーペにMパフォーマンスモデルの「M240i xドライブ」をラインアップし、本年3月1日より販売を開始すると発表した。車両価格は758万円に設定。ユーザーへの納車は本年3月以降を予定している。

▲BMW M240i xドライブ・クーペ 価格:8SAT758万円 全長4560×全幅1825×全高1405mm ホイールベース2740mm 車重1710kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費10.9km/リットル
▲BMW M240i xドライブ・クーペ 価格:8SAT758万円 全長4560×全幅1825×全高1405mm ホイールベース2740mm 車重1710kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費10.9km/リットル

 BMW M社が開発する高性能バージョンのMモデルには、2つのカテゴリーが存在する。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデルで、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンスモデルである。今回発表されたM240i xドライブ・クーペは、Mパフォーマンスモデルに位置づけられる1台だ。

▲セリウムグレー仕上げの台形型デュアルエキゾーストテールパイプを装備
▲セリウムグレー仕上げの台形型デュアルエキゾーストテールパイプを装備

 エクステリアに関しては、前記事で紹介した新型2シリーズ・クーペのスポーティかつ精悍な3ボックスクーペデザインをベースに、Mパフォーマンスモデルの専用色となるセリウムグレーをキドニーグリルのフレームやエアインテーク、Mドアミラーのミラーキャップ、台形型テールパイプなどに採用することで独自の存在感と個性を演出。また、トランクリッドにはMリアスポイラーを組み込んで空力特性を向上させる。足もとには、前8J×19/後8.5J×19 Mライトアロイホイール・ダブルスポーク“スタイリング792M”+前225/40R19/後255/35R19タイヤを装着した。

▲Mパフォーマンスモデルの専用色となるセリウムグレーをキドニーグリルのフレームやエアインテークに採用
▲Mパフォーマンスモデルの専用色となるセリウムグレーをキドニーグリルのフレームやエアインテークに採用
▲前8J×19/後8.5J×19 Mライトアロイホイール・ダブルスポーク“スタイリング792M”+前225/40R19/後255/35R19タイヤを装着
▲前8J×19/後8.5J×19 Mライトアロイホイール・ダブルスポーク“スタイリング792M”+前225/40R19/後255/35R19タイヤを装着

 内包するインテリアには、12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと10.25インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピット、マルチファンクション・Mスポーツレザーステアリングホイール、アルカンタラ/センサテックコンビネーション表皮の前席スポーツシート、ハイグロスブラックトリム/パールクロームハイライト、Mアンソラジットルーフライニングなどを標準装備。一方、後席のシートにはスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を採用し、さらにストレージコンパートメントパッケージを組み込んで利便性を高めた。

▲12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと10.25インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピットを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと10.25インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピットを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲アルカンタラ/センサテックコンビネーション表皮の前席スポーツシートを装着
▲アルカンタラ/センサテックコンビネーション表皮の前席スポーツシートを装着
▲後席にはスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を組み込む
▲後席にはスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を組み込む

 安全機能・運転支援システムについては、高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新の「ドライビング・アシスト」を標準で装備。機能としては、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、トラフィックサインアシスト(速度制限認識)、衝突回避・被害軽減ブレーキなどを採用する。また、標準装備のパーキングアシスト・プラスにはリバースアシスト機能も組み込んだ。
 コネクティビティ関連では、車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぎ、またAmazon Alexaに対応した新スマートフォン向けアプリ「My BMW」が活用できる最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用。合わせて、AI技術を駆使することで、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を設定した。

▲パワーユニットには2997cc直列6気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(387ps/500Nm)+8速スポーツAT(ステップトロニック付)を搭載
▲パワーユニットには2997cc直列6気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(387ps/500Nm)+8速スポーツAT(ステップトロニック付)を搭載

 パワートレインに関しては、2997cc直列6気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力387ps/5800rpm、最大トルク500Nm/1800~5000rpm)に、専用セッティングの電子油圧制御式8速スポーツAT(ステップトロニック付)を搭載。駆動機構にはインテリジェント4輪駆動システムのxDriveを採用する。また、MスポーツディファレンシャルやMスポーツサスペンション、大径Mスポーツブレーキを組み込むとともに、シャシー面ではフロント下部の補強やリアサスペンション取り付け部の強化を実施し、より正確なハンドリングとダイナミックな走りを実現した。

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