トヨタ車体が製造する超小型電気自動車のコムスが最大積載量をアップ

宅配や買い物がもっとはかどる! トヨタ車体の超小型BEVのコムスが一部改良を実施して最大積載量を拡大。ユーザーの声に応えた仕様変更も敢行

 トヨタ車体は2022年3月10日、1名乗り超小型電気自動車のコムス(COMS)をマイナーチェンジし、4月1日に発売すると発表した。

▲P・COM 価格:96万300円 全長2395×全幅1095×全高1500mm ホイールベース1530mm 車重420kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 Pは個人仕様を意味するPersonalを意味。キー付きトランクBOXを装備
▲P・COM 価格:96万300円 全長2395×全幅1095×全高1500mm ホイールベース1530mm 車重420kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 Pは個人仕様を意味するPersonalを意味。キー付きトランクBOXを装備

車両価格は以下の通り。
P・COM:96万300円
B・COMデリバリー:98万4500円
B・COMデッキ:94万500円
B・COMベーシック:79万9700円

▲B・COMデリバリー 価格:98万4500円 全長2395×全幅1095×全高1495mm ホイールベース1530mm 車重430kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 Bは商用を意味するBusinessを意味。キー付きデリバリーBOXを装備
▲B・COMデリバリー 価格:98万4500円 全長2395×全幅1095×全高1495mm ホイールベース1530mm 車重430kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 Bは商用を意味するBusinessを意味。キー付きデリバリーBOXを装備
▲B・COMデッキ 価格:94万500円 全長2475×全幅1105×全高1500mm ホイールベース1530mm 車重420kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 リア部分にデッキを配置
▲B・COMデッキ 価格:94万500円 全長2475×全幅1105×全高1500mm ホイールベース1530mm 車重420kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 リア部分にデッキを配置
▲B・COMベーシック 価格:79万9700円  全長2395×全幅1095×全高1505mm ホイールベース1530mm 車重410kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 最大積載量は従来と同様に30kg
▲B・COMベーシック 価格:79万9700円  全長2395×全幅1095×全高1505mm ホイールベース1530mm 車重410kg 最小回転半径3.2m 乗車定員1名 最大積載量は従来と同様に30kg

 今回の改良は、ユーザーからの声に応えて、利便性をより引き上げたことが特徴である。
 まず、宅配や宅食などの小口配送サービスをはじめとするユーザーの要望を受け、3 つのバリエーションごとの使われ方に合わせて、最大積載量を従来の30kgからP・COMおよびB・COMデリバリーが45kg、B・COMデッキが90kgへと拡大。1回の積載量をアップすることで拠点への戻り回数の低減を図り、配達時間や移動時間の短縮、そしてコストの削減を実現した。

▲最大積載量を従来の30kgからP・COMおよびB・COMデリバリーが45kg、B・COMデッキが90kgへと拡大
▲最大積載量を従来の30kgからP・COMおよびB・COMデリバリーが45kg、B・COMデッキが90kgへと拡大

 機能面の向上も見逃せない。充電ケーブルは従来の3mから5mに延長して、使用範囲を拡大。また、オプション設定のキャンバスドアは従来のブラックからグレーに変更する。さらに、パーキングブレーキかけ忘れ/戻し忘れ警告を追加して安全性をより高めた。

▲レザー一体発泡のシート表皮を採用。150mmのスライド機構を内蔵する
▲レザー一体発泡のシート表皮を採用。150mmのスライド機構を内蔵する
▲オプション設定のキャンバスドアを従来のブラックからグレーに刷新
▲オプション設定のキャンバスドアを従来のブラックからグレーに刷新

 パワーユニットは基本的に従来と共通で、最高出力5kW/最大トルク40Nmを発生するモーターをリアアクスルに、駆動用の72V密閉型鉛バッテリー(12V×6個)をフロア下に搭載し、最高速度は60km/hに設定。100Vアース付きコンセントと充電ケーブルを使って約6時間でフル充電となり、一充電走行距離はJC08モード相当で57kmを実現している。

▲最高出力5kW/最大トルク40Nmを発生するモーターをリアアクスルに、駆動用の72V密閉型鉛バッテリーをフロア下に搭載
▲最高出力5kW/最大トルク40Nmを発生するモーターをリアアクスルに、駆動用の72V密閉型鉛バッテリーをフロア下に搭載
▲充電ケーブルを従来の3mから5mに延長して使用範囲を拡大
▲充電ケーブルを従来の3mから5mに延長して使用範囲を拡大
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